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「んぁ、大ちゃん、上手…」
「ちゅぅ、んぐ、ぅう、…」
ウルウルの黒目が水分を含んで、咥えさせていた俺の顔を見て涙をポロリと溢す。
あー、イキそう…
「ふっ…!ぁ、いのちゃ…!」
いつの間にか舐めるのをやめたいのちゃんが、後ろの穴に指を突っ込んだようだ。
…イキそうだったのに。後ろからの刺激に口を離してしまった大ちゃんを責める気はないから、いのちゃんをギロリと睨む。
「…あれ、大ちゃん」
俺の目線には気づかないいのちゃんは、
ぐぽ、と指を抜くとあまりにも冷たい声を出した。俺はビクリと震え、大ちゃんはぐったりとして自分の腕に顔を埋めた。
「大ちゃん、もしかして、俺たち以外とも…シた?」
肩で息をしたまま、顔を埋めている大ちゃんの表情は伺えない。
「え、いのちゃん…?」
「前したの、だいぶ前でしょ…?その割にはユルイっていうか…」
「じゃあ、自分でしてた…とか?」
まさか他の人とはしないだろう、そう思って
言ってみるけれど。
その時、
ガチャ…
玄関のドアが開く音がした。
…っやぶ。
俺の家の合鍵を持たせている薮は、今日は雄也と2人で呑んでくる、と収録終わり肩を組んで出て行った。
雄也の家に泊まってくるから…そう言われて安心していたのに。
今更、誤魔化せない。俺もいのちゃんも、固まってしまって身じろぎ1つできない…
カタン、
寝室のドアノブが動いてドアがゆっくりと開いた。
薮と、雄也。
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まや(プロフ) - ちちちさん» ちちちさん、コメントありがとうございます!よくしろくまさんのページでお見かけしていますちちちさんですよね?|´-`*)遊びにきていただけてたなんて嬉しいですっ! (2019年4月27日 20時) (レス) id: b929bba7e5 (このIDを非表示/違反報告)
ちちち(プロフ) - ときめきと切なさと背徳感にキュンとしました!最後のゆとひかのゆーとの色気ったら! (2019年4月26日 19時) (レス) id: 666edffd2b (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - しろくまさん» 大好きなしろくまさんにきゅんとしていただけたなら幸せですっ(´∩ω∩`*)ありがとうございます! (2019年4月26日 1時) (レス) id: b929bba7e5 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - まや様、Twitterのやぶひかお話しを上げて下り、ありがとうございます。改めて読ませていただいて、きゅーん(//∇//)やっぱりまや様の学園物は鉄板ですね…!! (2019年4月25日 8時) (レス) id: f22c03c885 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - ねね子さん» 来て下さってありがとうございます(*´˘`*)どうも薮くん病み気味です(笑)ねね子さんに褒められるなんて嬉しすぎます〜(//∇//) (2018年9月30日 22時) (レス) id: 66cf309f23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まや | 作者ホームページ:http://ma-no homepage
作成日時:2018年6月5日 21時