エチュード(JUMP×JUMP短編集)

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「薮くん、いいのー？光くん用のオモチャなんでしょ？光くん、潔癖じゃなかったっけ？」


手持ち無沙汰な俺が茶化してみれば、薮くんは顔をしかめた。


「たしかに、知れば光は嫌がるかもな。
これは処分してもいいし…

ま、光が知ることはないだろうけど」


共犯だもんな？薮くんの目配せに俺はうん、と頷いて、ありおかくんの前をぎゅぅ、と握って擦りはじめる。


「やァ、いっしょ、やらっやらぁ…！」

今までよりも高い声で悦んでいるありおかくん。
内腿が痙攣して、今にもイキそう。


「はは、大ちゃんは気にならないの？
光の中に入れたことあるヤツだけど」

薮くんは蔑むようにそう言うと振動の強さを強に上げた。


「あぁぁん…！

ん、だい、じょ…ぶ。だって、ぁ、ヒカの、でしょ？

ヒカの、なら…いれたこと、ぁ、んンン…！
ぁ、はァ、イッちゃ、イく…！」


いま、なんか…
爆弾発言しなかった？

俺は思わずありおかくんのを擦っていた手を止めてしまったけど、バイブの強い刺激に耐えきれなかったのか、仰向けのまま欲を吐き出した。
ありおかくんのお腹と俺の手にたっぷりと白濁がかかり、どろりとフローリングに垂れた。



「おい、大ちゃん？今の、どういうことだよっ…！」


焦った薮くんがありおかくんの肩を掴んで揺さぶるけど、
…どうやらトンじゃったみたいで全然反応しない。


俺たちは呆然としながら、天使みたいに幸せそうに微笑んで眠るありおかくんを見ることしかできなかった…






天使の微笑み＊fin

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