レシピは要らない(hk×in) ページ37
※このお話は、ひかるくんのお誕生日に参加させてもらったコラボ作品、蓋浮きシュガーポットhttp://uranai.nosv.org/u.php/novel/c63a537ee710/ の中の私の作品、「特別な日に寄り添って」のひかいのちゃんのその後になります。
まだ読んでいない方はそちらから読んでいただけると嬉しいです。
hk side
どろりとクリームが溢れ出た。
さっき食べたシュークリーム。
バニラビーンズの香り。
「も、やぁっ…ひ、ひかるっ…、」
いのちゃんの先端からこぽり、甘い蜜が出始めるのと、とろりと甘い声が聞くことができるタイミングはほぼ同じ。
「も、イッちゃう…!だめっ…」
かわいい反論は、ぺろりと腹ん中へ飲み込んでしまおう。
――――――
月すらも見えない曇り空。そんな空の下、俺はいつになく緊張していた。
俺は恋人からの、「泊まりにおいでよ」の言葉に意味を探しては迷子になる。
付き合って、4ヶ月近く経った。
キスしたり、抱きしめた時に服の上からお互いの体をなぞるように触れることはあっても、俺たちはまだ、いわゆる爐修ΔいΔ海鉢瓩呂靴討い覆った。
ちゃんと気持ちを伝える前にキスをしてしまったという罪悪感が沈んだまま、
がっついてる、だなんて思われたくなくて。
男同士のやり方も、調べてはみたけれど上手く想像できなくて…
俺は頭をがしがしと掻いた。
お菓子作りのレシピみたいに、正解があればいいのに。
正しい分量で、正しい順番で作れば、上手くいくのに…
いつまでも顔を出さない月を睨みながら、そのぼんやりとした光の中を歩く。
そりゃもちろん、進もうとしたことはあった。
抱き寄せて、
唇を食んで。
耳の下に、
鎖骨に、
キスを落として。
それでも、ちらりと見たいのちゃんの瞳に
戸惑いが浮かぶから…
だから、そっと
おでこに口付けて、爐海海泙任有瓩寮引きをしてきた。
いのちゃんが、ほしい。
もっと近くに感じたい。
でも、いのちゃんの心の準備ができてからでいい。一緒にいられるだけで幸せだから。
そう、思っていたけれど…
ねぇ、期待してもいいのかな?
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まや(プロフ) - ちちちさん» ちちちさん、コメントありがとうございます!よくしろくまさんのページでお見かけしていますちちちさんですよね?|´-`*)遊びにきていただけてたなんて嬉しいですっ! (2019年4月27日 20時) (レス) id: b929bba7e5 (このIDを非表示/違反報告)
ちちち(プロフ) - ときめきと切なさと背徳感にキュンとしました!最後のゆとひかのゆーとの色気ったら! (2019年4月26日 19時) (レス) id: 666edffd2b (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - しろくまさん» 大好きなしろくまさんにきゅんとしていただけたなら幸せですっ(´∩ω∩`*)ありがとうございます! (2019年4月26日 1時) (レス) id: b929bba7e5 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - まや様、Twitterのやぶひかお話しを上げて下り、ありがとうございます。改めて読ませていただいて、きゅーん(//∇//)やっぱりまや様の学園物は鉄板ですね…!! (2019年4月25日 8時) (レス) id: f22c03c885 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - ねね子さん» 来て下さってありがとうございます(*´˘`*)どうも薮くん病み気味です(笑)ねね子さんに褒められるなんて嬉しすぎます〜(//∇//) (2018年9月30日 22時) (レス) id: 66cf309f23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まや | 作者ホームページ:http://ma-no homepage
作成日時:2018年6月5日 21時