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思い出は大切に3 ページ8








「まぁまぁまぁ、腹が減っては何とかは出来ぬでしたっけ?日本のことわざでありましたよね?」

相変わらずのハートの強さで、何も気にせず、私の腕を掴んで何処かへと行こうとする。

ことわざの1番大事なところが抜けているきとはあえて触れないでおこう。



私を無理やり引っ張って、彼がたどり着いた先は壁が一面鏡張りとなった部屋だった。

「ここ僕たちの練習室なんですよ。」

そう言って紹介してくれる。


おもむろに床に座り込み、大量の袋からご飯らしき物を出して並べ出す。

彼が先ほどから持っていた袋は、出前の袋だったらしい。


「ほら、ヌナも座ってください」

そう催促され、床に座り料理を並べる手伝いをする。

「この感じ懐かしい…」気がついたらそう呟いていた。

「懐かしい?」

「あぁ、以前、韓国にくるとこうして出前をとって床に広げて食べたなと思い出して…。」

「…そうなんですね、結構韓国に来てたんですね。」

「えぇ、まぁ。」そう言葉を濁す。


「あ、もしかして恋人が韓国人だったとか?」

冗談っぽく聞いてきる彼。



まさか当てられるとは思わず、固まってしまった。


「Aさん?おーい、Aさーん」


そう彼に呼びかけられ、飛んでいた意識を取り戻す。



「あぁ…、ごめんなさい。考え事をしていて」

そうわかりやすい嘘をついて誤魔化す。









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キンモクセイ(プロフ) - なみさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!ちょっと更新が停滞していますががんばって書きます♪ (2019年12月15日 20時) (レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - はじめまして(^^)感動してウルウルしながら読みました。大好きな作品のひとつになりました! (2019年12月15日 14時) (レス) id: ea29a86258 (このIDを非表示/違反報告)
キンモクセイ(プロフ) - ちこなさん» 再度コメントありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです!気まぐれ更新ですが、これからもお付き合い頂けると幸いです♪ (2019年12月3日 19時) (レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
ちこな(プロフ) - 長編の予感嬉しいです!主とメンバーのやり取りが可愛くて何度も読み返したくなるお話しだと思います。これからも更新楽しみにしております (2019年12月3日 16時) (レス) id: 007cf2a6d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ボッチャ | 作成日時:2019年12月3日 15時

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