星たちと夜空5 ページ5
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「あと、暗い夜を知っている人は強いから。あなたは強い人だから夜空が似合うのだと思います。」
そうウォヌ氏が言った瞬間だった。
ドアが開く音がしてウジ氏が帰ってきた。
「遅かったな」そう声をかけるウォヌ氏。
「悪い、思いの外スケジュールが押しちゃって、結構待った?」
「そうでもない、Aさんとゆっくり話もできたし良かった。」そう答えるウォヌ氏。
「…お前とAさんの組み合わせって謎だな、なんの話してたの?」ウォヌ氏に質問をするウジ氏。
「うーん、そうだなぁ。秘密かな。」
そう言ってウォヌ氏はウジ氏に書類を渡すと作業室から出て行った。
「なんだあれ」そうウジ氏が彼の背中に向かって呟く。
そして、ようやく固まったままの私に気がついたウジ氏。
「どうしました?ウォヌにからかわれたりでもしました?」心配をしてくれているみたいだ。
「いや、違うんです。嬉しくって言葉を噛み締めていただけなんです。」
「あいつ、なんて言ったんですか?」
「Aさんは夜空だって」
そう言って私は今日1番の笑顔を浮かべた。
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キンモクセイ(プロフ) - なみさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!ちょっと更新が停滞していますががんばって書きます♪ (2019年12月15日 20時) (レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - はじめまして(^^)感動してウルウルしながら読みました。大好きな作品のひとつになりました! (2019年12月15日 14時) (レス) id: ea29a86258 (このIDを非表示/違反報告)
キンモクセイ(プロフ) - ちこなさん» 再度コメントありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです!気まぐれ更新ですが、これからもお付き合い頂けると幸いです♪ (2019年12月3日 19時) (レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
ちこな(プロフ) - 長編の予感嬉しいです!主とメンバーのやり取りが可愛くて何度も読み返したくなるお話しだと思います。これからも更新楽しみにしております (2019年12月3日 16時) (レス) id: 007cf2a6d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ボッチャ | 作成日時:2019年12月3日 15時