私と彼らの物語2

恋愛感情2 ページ37

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私たち3人を乗せた飛行機は無事に韓国へと着き、私はその足で会社へと向かう。

2人は荷物を置くために宿舎に一旦帰ったみたいだ。


日本にいる間、ウジ氏や音楽スタッフと共に画面越しに作業をし、編曲の方はなんとか無事に全曲分完成した。

残すは奏者の方々との練習のみとなった。
まぁ、楽器が多い分この練習がまた大変な訳なのだけれども…


帰ってきて早々、打ち合わせのため会社内を歩いていると後ろから

「Aヌナ」と呼ぶ声がした。

何となくだけれども勘でジョシュア氏だと思った、というよりもジョシュア氏の声がした。

そう思って振り返るとそこにいたのはジョンハン氏だった。

「ジョシュアだと思ったでしょう？」としたり顔で言ってくる彼。なかなか鋭いところを突いてくるもんだ。

「そんなことないですよ〜」そう言って笑顔を見せて誤魔化すが彼には通用しなかったみたいで

「Aさん、シュアがAさんのこと好きなの気がついているでしょ？」

といきなり痛いところを突かれた。

「まさかジョンハン氏、そんな訳ないじゃないですか」

とりあえずとぼけてみたみたが

「分かってるくせに、シュアの気持ち」

と真剣な顔で言われてしまい否定することが出来なくなってしまった。


「はぁ、確かに…好意を抱かれてるのは薄々勘付いてます。」

「やっぱりそうだよね〜」と廊下の壁にもたれながら相槌を打つジョンハン氏。

その体勢が悔しいほど様になっている。









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