私と彼らの物語2

暗い海の底2 ページ18

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全員での打ち合わせとは別に、パフォーマンスチームの曲だけは、激しいダンスナンバーとなるため、ダンスと曲を合わせるためにウジ氏を含めて、3回ほど時前打ち合わせをした。


日本に戻って編曲をする際もテレビ電話で何度か曲の確認の連絡もとっていた。


ディエイト氏に初めて声をかけられた言葉が「いつもシックで上品な洋服着てますよね？ピアニストって感じがします」だった。


その日はパフォーマンスチームとの初めての打ち合わせで、ディエイト氏だけがスケジュールの都合で先に来ていたので、声をかけられた。


第一声が服のことだったのは意外だった。

「いつも」と彼は言ったが、初めて見に行ったコンサートの日と、全体打ち合わせの2日間しか会ってないはずだ。

よく見ているものだなぁと感心しながら

「あぁ、言われてみれば確かにピアニストっぽい服かもしれませんね。」


何も考えずに好きな服を着ていただけなので少しだけびっくりした。

「そういう格好が似合うから素敵ですね」

そう褒めてくれて、そのまま服のブランドの話になった。


体のラインが綺麗に出るワンピースを好む私は、知り合いのデザイナーに服をオーダーして頼む時がある。

その話をしたら、興味を持ったらしく、話が弾んだ。


それから、お互いのどうでもいい情報、趣味の絵や本、ワインまで話は広がった。









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