代役の私と13人の彼ら (ページ40)

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大切な家族2 ページ40

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作業室に近付くと、部屋の電気がついている

今日はウジ氏も含めメンバー皆オフなはずだ

もしかして、不審者かもしれないと思い恐る恐るドアを開ける

「わっ、びっくりしたミンギュ氏？」

作業室にいたのはミンギュ氏だった

「ヌナ、休みなのに何でいるの？」

「ちょっと用事があってね……」

クプス氏にバレたら大変だと思い誤魔化す

「そんな事よりもどうしてここに？」

「1人で考え事したくて、来ちゃった」

「…そう、じゃあ私ウジ氏の作業室に行くわ」

「待って…」

そう言って私のシャツの裾を彼が掴む

「ヌナ、ちょっとだけ一緒にいて」

「…いいよ」

そう返事をして彼の隣に座る

ミンギュ氏だと、この2人掛けのソファも狭いなと思いながらもぞもぞと動いていると

「俺さ、前に人気歌謡のMCやってたんだよ」

そう言って彼が話し始める

「今回別の音楽番組からMCの依頼が来たんだよ。でもスケジュール的に無理で会社が俺に話すよりも先に断ったみたいなんだ」

「そっか…」

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