僕らと君の遠い未来〜part3〜

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風磨side



ほんとは嫌だったけど本番まで体力温存しとこうと思って仕方なく車椅子に乗ってリハに行くと



あの日以来会ってなかった安井くんと北斗と樹がいた



一斉にリハ室にいた人たちの目線が突き刺さる中で近くに来て話しかけてくれた




樹「お、風磨おはよ」

安「お見舞いとか全然行けなくてごめんね？一応手術成功したっていうのは聞いたんだけど」

風「いや、全然大丈夫です」



3人とも変わってなくて


もう俺の事なんか忘れられたと思ってたからなんかすごい嬉しい



北「でも今日はあんまり良くなさそうだな」

健「ちょっと熱あるから」

安「そうなの？大丈夫？」

風「おい、中島余計な事言うな」

樹「相変わらずだな(笑)」

風「てか、樹一回も来てないだろ」

樹「え？風磨気付かなかった？俺行ったよ？」

風「え、いつ？」

健「あー、来てたかも……風磨が軽く昏睡してた時に」

風「あ、そ……」

樹「いつ起きてるとか知らねーし！健人と話して帰ってきた(笑)」

健「そうだそうだ(笑)」



久しぶりに会う樹も変わってなくて、でもなんか話もできなかった自分が嫌になる




せっかく来てくれたのに申し訳なかったな



熱は分かんないけど、さっき言ってたお腹痛くなってきた



俺の身体、頑張れよ……

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