僕らと君の遠い未来〜part3〜

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勝利side



4人で行ってから二日後に1人で行ったら風磨くんが起きてた



と言っても、ベッドの上で目を開けてるだけだけど



勝「おはようございます！」

風「あー、勝利……」

勝「起きてる時間も増えたんですね」

風「黒いのは……右……だっけ……」



酸素マスクを曇らせながら、確かにそう言ってる？



勝「黒いの……ですか？」

風「そう………要らないんだっけ？」

勝「えっと……」

タ「いいんだよ」

風「そっか……」



隣から来たタッキーがそう答えるとまた目を閉じてしまった風磨くん



タ「手術して、ずっとこんな所にいるでしょ？だから、認知機能がちょっと低下しちゃうんだよね………
すぐに治るし、今の時期は誰でもそうだから風磨が変な事言ってても気にしないで？」

勝「そうなんですね。わかりました」




手術の後とはいえ、もう少し意識もはっきりしてるかなと思ったけど



風磨くんの意識は一週間経った頃に徐々に戻ってきた




でも、本当に大変だったのはここからだったんだ

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