僕らと君の遠い未来〜part3〜

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健人side




手術の日は、1度も病院には行けなかったけど




風磨のお母さんから今終わりました。お医者さんからは成功したと言われましたってメールが来たのは6時頃だった


マ「ほんとに？やったぁ！！」

健「っ…………」



大声で喜ぶマリウスの隣で、さっきまで気丈に振る舞ってたからか、安心して涙が止まらなかった




次の日にはマネージャーの計らいで１日だけ4人でお見舞いに行けることになった



ICUって書いてあるガラス張りの部屋の向こう側に、たくさんの機械をつけて



呼吸音と心電図の音だけが生きてることを示していた



部屋に入って風磨の顔を見ると、穏やかな顔をしてて本当に安心した



勝「風磨くん？来ましたよ」

聡「風磨くん、お疲れ様」




みんなで声をかけても全然起きない風磨



マ「風磨くん…起きないね……」

タ「たまに起きるんだけど、まだ体力ないからすぐ寝ちゃうんだよね………
日が経ってリハビリが始まる頃には起きてる時間も増えると思うから」

健「これからが勝負……なんですよね？」

タ「そうだね………風磨がどれだけ動けるようになるかによるからね」



手術の前からずっと、先生もそう言ってた



これからが勝負だ……




風磨、お互い頑張ろうな？

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