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風磨side
久しぶりに目覚めのいい朝で
昨日のはやっぱり風邪だったんだなって安心する
時計を見るともう9時だけど今日は俺も中島もOFFなはず
リビングに行っても中島の姿はないし
過保護な中島が俺に何も言わずにどこかに行くなんて今までなかった
おかしいなと思って中島の部屋を覗くとまだベッドで寝てる中島
少なくとも俺と一緒に暮らし始めてからは寝坊もなかったし
最近寝不足だった中島を寝かせてあげようと部屋をそっと出ようとした
健「風磨……おはよ」
風「おはよ」
健「今日あんまり俺の部屋入んないでね……」
寝たままそう言う中島は、やっぱりなんかおかしい
風「なんで？」
健「今日は元気そうでよかった」
なんていいながら薄く笑う中島
もしかしてと思って近づくとちょっと避けられた
健「せっかく体調いいなら近づかないで……早く出てって？」
仕方なく部屋を出たけどお昼過ぎてもお昼ご飯作りにもこないし
心配になって部屋に入ると薄い呼吸を繰り返す中島がいた
風「中島！？聞こえる！？中島！？」
健「んっ………ふ……まっ……」
風「中島！？中島！？」
肩を叩きながら話しても虚ろな目をするだけの中島
健「ごめ………っ………ごは………んっ………」
風「ご飯なんかいいから！中島？中島！？」
そう言うと眠るように意識が飛んだ中島
やばいこれマジでパニクる！
パニクった結果、一番頼れそうな俺の主治医に電話をかけた
風「あっ、もしもし！？」
山「はい、循環器内科の山田です」
風「あ、これ院内PHSだったのか！俺！風磨！」
山「風磨？どしたの？」
風「中島が倒れてて！で…どうしよう！？」
山「え、健人くんが？とりあえず落ち着いて、息してる？意識はある？」
風「ない！顔白い…」
山「救急車！救急車呼んで意識ないって伝えて？風磨、お前は落ち着いて救急車が来るの待ってればいいから」
風「わかった」
すぐ救急車呼んで意識ないって伝えたら5分くらいで来たけど
その5分がものすごく長く感じた
俺が倒れた時、救急車に運ばれた時はいつもこんな感じなのかなって
運ばれていく救急車の中で思った
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風菜 - 更新頑張ってください！楽しみにしてます (2016年6月5日 16時) (
レス) id: 8664af23a0 (このIDを非表示/違反報告)
みいみい(プロフ) - 更新待ってました！ありがとうございます！これからも頑張ってください (2016年5月18日 13時) (レス) id: 78215bc967 (このIDを非表示/違反報告)
ふまな‐な(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！！頑張ってください！！ (2016年4月6日 2時) (レス) id: 4f0836cb88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時生
| 作成日時：2016年4月6日 1時
