僕らと君の遠い未来〜part２〜

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勝利side



初めて見る風磨くんの姿は…



風磨くんじゃないみたいで…




マリウスみたいに泣くこともできなくて…


その場から動けずにいた…



健「風磨話せそう？」

風「話せそう……………じゃなくて……………俺が話す………………」

健「そうですか^ ^」

風「俺………生まれつき……心臓の……機能が………悪くて………生まれた………時には…1歳まで……生きられないって…言われたんだ……で…毎年記録…更新して……ジャニーズ………入る………までは………病院から……出たこと………なかった……
でも……同じ病院で………ジャニーズがすごい好きなやつがいて
俺も…………憧れて…………でもな…………そいつ…………死んだんだ」




もう長い間入院してるから




風磨くんはそういうのに慣れてるのか




天井を見上げながら言った




風「で…………俺もいつかジャニーズ事務所に…………って………思って………入った

結果的に………みんなに迷惑かけることに………なっちゃったけど…………」




勝「そんな………迷惑だなんて…思ってません」



自分でも驚いた


あんなに二人のこともう嫌いになりかけてたのに



勝「だから……僕にも頼ってください！できることなんでもしますから！」



静かになった病室



あ……やっちゃった……




そう思ったら風磨くんがありがとうって笑った




俺たちがやっとひとつになれたと思った瞬間だった

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