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○20○ ページ35

聡side


仕事が終わって、マネージャーさんの車に乗って病院に行った


着いたのは広くてすごく綺麗な大学病院…


エレベーターに乗って5階で降りた…

そこに書いてあったのは循環器内科…


健人くんが長い廊下の途中でひとつの部屋の前で止まった

……ガチャッ


………ピッ………ピッ………ピッ………ピッ……ピッ………


一定の音を刻む機械…身体にはたくさんの管が着けられていて…

風磨くんが青白い顔で寝ていた…

その横に男の看護師さんがひとり…


マ「風磨くん……」

健「すいません…もう面会時間過ぎてるのに…」

タ「いや…それはいいんだけど…昨日の夜中くらいから心拍が安定しなくて、さっきやっと寝たとこだから話できるかわからないよ?」

健「そうですか…」

タ「初めまして^ ^風磨の担当看護師の山本です^ ^えっと…マリウスくんに勝利くんに松島くんだよね?」

勝「なんで名前…」

タ「風磨に散々聞かされてるからね^ ^覚えちゃったよ」

健「風磨そんな話してたんですか?」

タ「健人はあぁ見えて誰にも相談しないでひとりで抱え込んで最後にはどうにもならなくなるから心配だって」




相変わらず青白い顔で寝ている風磨くん…



タ「じゃあね?今後とも風磨よろしく^ ^」


勝「風磨くん…大丈夫…なんですよね?」

健「本当は今日は風磨に話してもらおうと思ってたんだけど…無理そうだから俺が話すね」

風「健………………人……………」

聡「風磨くん…」

風「んだよ……………マリウスっ……………泣くなよっはあっはあっ………俺っ…………まだ…………死んでねー………………んだけど……………」


酸素マスクを曇らせながら…一生懸命息をして…目を薄っすら開けながら話す風磨くん…


マ「だってっ…………」

言ったそばから涙でぐちゃぐちゃのマリウス…

風「ちょっと……………こっち……………こい…………」

マリウスをベッドの近くに来させると風磨くんはマリウスの手を握った


風「どうっ?………はあっはあっ……」

マ「あったかいっ…」

風「だろっ?……………勝手に……………殺すなっ…………」



ちょっと笑いながらそう言う風磨くんは…


いつもの風磨くんだ…

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時生(プロフ) - 再び更新ぼちぼち始めました!まだ読んでいてくれている方のために完結までしっかり描きたいと思います (2016年3月15日 12時) (レス) id: 672406ed1d (このIDを非表示/違反報告)
あん - 最高です!更新まってます! (2014年10月26日 8時) (レス) id: 4547d5ba27 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 更新待ってます! (2014年9月9日 0時) (レス) id: 7db07af32c (このIDを非表示/違反報告)
ふまたん*´ `* - 更新頑張ってください!わたしはいつでも応援し続けます★ (2014年8月4日 14時) (レス) id: bb7bd52597 (このIDを非表示/違反報告)
風磨大好き(ο´∀`ο)♪ - 感動しました(´Α`。)更新頑張ってください。 (2014年7月22日 12時) (レス) id: bb7bd52597 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時生 | 作成日時:2014年1月27日 22時

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