僕らと君の遠い未来〜part２〜

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風磨side


気がつくと見慣れない部屋にいた…


たくさんの管が着いてて…簡単には動けない状況…



ドアの向こう側でマネージャーと中島が話してるのが聞こえる


マネ「本当困るよ…再来週にはデビュー曲売り出さないといけないのに…まだジャケット撮影しか出来てない状況で入院って…」

健「本当…そうですよね…すいません…」


なんで中島が謝るんだよ…


ドアが開いてタッキーが入ってきた

タ「風磨目覚めた？久しぶりの発作だからとりあえず今日はここに泊まりね？」

風「タッキー……」

タ「なに？」

風「中……島………呼んで………きて………」


マスクしてても話すたびに酸素がなくなっていって苦しい…


……ガチャッ


健「久しぶりの発作だったね^ ^」

風「中島……………」

健「今日泊まりだから着替えとか取りに帰るよ？」

風「………なんで………なんで………笑うんだよ………」

健「…え？」

風「俺の………俺の…………せい…………なのに…………謝って…………」

健「………」

風「また………入院……するんでしょ………」

健「風磨のせいじゃないよ」

風「なんでまた………そうやって………笑うの………」

健「また入院したら絶対退院できる…だからそれまで頑張ろ？」

風「もう………頑張りたくない…………こんなとこ………いたくない………」

健「風磨…」

風「なんで……入院………しなくちゃ……いけないの………今から……仕事行く‼」


マスクを取って身体に着いてた管を全部取ろうとした


風「はあっはあっはあっはあっはあっ‼」

健「風磨止めろっ‼」

風「はあっ離せよっ‼はあっはあっはあっはあっ‼」

タ「風磨動くな‼」


横から来たタッキーに何かを腕に刺されてだんだん眠くなった…


またベッドに寝かされた…


やっぱり俺は無力だ…

仕事ひとつ満足にできない…


最後に見えたのは声をあげて泣く中島だった

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