僕らと君の遠い未来〜part２〜

○15○ ページ29

聡side


健人くんがスタッフさんに呼ばれて1時間しても健人くんは帰って来なかった…


聡「勝利…風磨くん何かあったのかな…」

勝「さっき聞いたでしょ…ただの貧血だって…」

聡「だってさっきスタッフさんに呼ばれた健人くん普通じゃなかったよ？」

勝「風磨くんに何かあったって俺らは待ってるしかないんだよ」

聡「そんなのおかしいよ…」

勝「風磨くんのこと聞くのはまだ後でも間に合う…」

聡「勝利おかしいよ…風磨くん心配じゃないの？なんで…2人が前からユニット組んでたから？」

勝「そんなの関係ない‼」

マ「聡ちゃん…勝利くん…ケンカしないで…僕…できること…なんでも…するから…」

聡「マリウス…ごめん…」


日本に来たばっかりで日本語も片言だし…まだ慣れないことも多いマリウス…

そんなマリウスに気を遣わせて…俺…マジでバカだ…


聡「勝利…俺お前のことマジで見損なった…」

勝「俺だってっ…俺だってっ…心配だよっ‼…心配だけどっ…俺らはっ…俺らにはっ…待ってることしかっ…できないんだっ…向こうから話してっ…くれるまではっ…」

聡「勝利…」

勝「今までだってっ…ずっとっ…そうしてきたっ…」


涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら泣く勝利…


勝「jr歴が浅い不安だってっ…2人と話しにくいことだってっ…風磨くんが心配なことだってっ…俺だって一緒だよっ…」

聡「勝利…」

勝「謝らないでっ…俺もっ…きっと聡にそんなこと言われたらそう言うと思うから…こっちが悪かった…ごめん」

マ「勝利くん…泣かないで？」

勝「んっ…もう泣かない^ ^…先…帰るね…」




カバンを持つと楽屋を出て行った



俺は…一体勝利の何を見てたんだろ…



俺…何してんだろ…

○16○→←○14○

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す