僕らと君の遠い未来〜part２〜

第二章芸能界という世界 ページ14

風磨side



母さんと山ちゃんにデビューを告げてから3週間…

今日やっと退院して…事務所に5人で集められる


ただいま最終チェック中…


風「ねーもういい？」

山「風磨聞こえないから喋らない……いいよ？」

母「お世話になりました」

山「いえ…」

風「よし‼じゃ帰ろう‼」

山「ちょっと待て‼週に5日は必ず外来に来ること、来なかったら即入院だから…あとちゃんと薬飲むこと…運動…」

風「は控えめにすること、過度の塩分、糖分の取りすぎは控えること、自分の体に限界を感じたら必ず外来に来ること…もう覚えたわ…山ちゃん俺、もう入院10回目だし…」

山「わかってるなら実行してね？」

風「大丈夫だよ…もう外来サボんないから」

山「今度から家じゃないんだから勝手も違うし…健人に任せっきりにしないでね？1番風磨の体のことわかってるのは風磨なんだから」

風「はいはい…」

…ガラガラ


健「すいません遅れました…」

風「もう…中島おせーよ…」

山「健人…風磨のことよろしくね？なんかあったり…行き詰まったらすぐに電話してね」

健「はい」

母「よろしくお願いします」

タ「後で健人に風磨マニュアル渡すから^ ^」

風「何それ…」

母「山本さんが風磨の対処法書いてくれたのよ」

健「ありがとうございます^ ^」

風「じゃ帰ろう‼」

山「風磨‼」

風「今度は何？俺もう行きたいんだけど…」

山「退院おめでとう…もう帰ってくるなよ？俺が治した頑丈なパイプがあるから風磨はもう大丈夫だ^ ^」

風「わかってるよ^ ^」




病院を出て外に出たら綺麗な青空が広がっていた…


風「なぁ中島？」

健「何？」

風「もう夏？」

健「まぁそうかな…」

風「俺さ…山ちゃんにもらった命…絶対無駄にしないから…」

健「そうだな^ ^」



久振りに外に出たからか…


空の青さに驚いて…空気の綺麗さに感動した

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