僕らと君の遠い未来〜part２〜

◎32◎ ページ13

健人side


泣きながら出て行くお母さんを追いかけて呼び止めた


健「待ってください‼」

母「健人くん…」

健「風磨は…風磨は確かに無愛想だし…自分の抱えてること…俺らにはなんにも相談してくれなくて…自分を表現するのが上手いとは思いません…だからもしかしたらこの道以外が風磨には合ってるのかもしれません…けど…ちょっと勝手かもしれないけど…風磨は俺らの…大切な仲間です

デビューは今組んでるグループではありません

俺は最初…BIじゃないならデビューする意味なんてない…そう思ってました

けど…風磨にデビューを伝えたら…そういうの抜きにして…涙流して…すっごく喜んだんです

その時に思ったんです…風磨が命削ってまでやりたい仕事…俺も一緒にやりたいって

風磨は俺なんかより何倍も強くて…優しい…俺にとって無くてはならない存在です

風磨のことは新しいグループになっても俺が守ります

風磨のデビュー…認めていただけないでしょうか…」


お母さんは泣いてた…


母「風磨っ…これまでみたいに…また迷惑たくさんかけることになるけどっ…お願いしてもっ…いいかしら…」


健「…はいっ^ ^」



涙でぐちゃぐちゃの顔で笑って答えた


今日がゴールじゃない…


これからがスタートだ…

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