僕らと君の遠い未来〜part２〜

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健人side


…ｶﾞﾁｬｯ


部屋に入ると前より明らかにたくさんの機械に繋がれた風磨がいた


しかも担当の先生と看護師さんとお母さん


健｢あっ…すいませんお邪魔なら…｣

母｢いいのよ？入って？みんなにも聞いて欲しい話だし…来てくれてありがとう^^｣


お母さんがそう言うから四人出て部屋に入った


山｢この１週間で体力がだんだん落ちて治療に耐えられるだけの体力がなくなって…はっきり言って…今はいつ逝ってしまってもおかしくない状態です
手術のお話ですが…来週中にやりたいと思ってます｣

母｢わかりました…ありがとうございました…｣

先生がいなくなると山本さんが話し始めた

タ｢お母さん大丈夫ですよ…ああ見えて風磨芯は強いやつですから…ほら風磨？みんな来てくれたぞ？｣


ただ風磨が呼吸をする音だけが響く部屋


安｢風磨久しぶり^^｣

北｢聞いてよ今日ね…｣

健｢大我がね？俺らの悪口言ってたやつにキレてさ…｣

高｢信じられないでしょ？あの大我だよ？｣

北｢お前のことちゃんとわかってくれるやつ…いるんだよ｣

安｢お前も頑張れよ｣


安井くんが風磨の手を握った


真っ白な顔の風磨は今にも本当にいなくなってしまいそうだった


母｢風磨よかったわね…みんな来てくれて…｣

お母さんは泣いていた


健｢すいません…今日はお邪魔しました…手術の日程決まったら教えてください｣


四人で廊下に出た瞬間泣き崩れた


健｢っなんでっ…なんでっ風磨なのっ…風磨っ…戻ってきてよっ…風磨っ!!｣

風磨がいなくなったらどうしよう…

ただただ…今は恐怖しかなかった


安｢大丈夫…風磨は大丈夫^^｣


安井くんは立ち上がれない俺を後ろから優しく抱きしめてくれた

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