マニュピュレイトくんの☆ドキドキ！？スタンド発表会♡ ページ9
頷いておいて出さないままってのも変か？と思ったので、バッジを取り出すと、やはりバッジは涎まみれだった。汚ねえ…
「…コレ洗ってからお前らンとこ行こうと思ったのに、お前に先越されちまった。」
「そうか。それは悪かったな。」
思ってもなさそうな言葉を頂いてから、俺は近くにあった蛇口でバッチを洗った。
それから、路地裏に移動する
「さて、これでお前もパッショーネの一員となった訳だが……」
ブチャラティはそこまで言うと、俺をジッと見つめた
「……なんだよ」
「…お前は、スタンドというものを知っているか？」
スタンド。それは、さっきポルポから説明されたものだ。
…まさか、コイツもスタンド使いってやつなのか…？
「お、おう。一応…さっき説明された。」
「そうか。それなら話が早い。早速お前のスタンドを見せてくれ。」
「…どうすればいいかがわかんねーんだけど。」
少し嫌味ったらしくそう言うと、ブチャラティは「ああ」と口を開いた。
「それなら、気合いで出来るぞ。」
「は？」
気合いって…コイツ脳筋か？
「出そうと思えば出る。とりあえずやってみろ。」
「へーへー、それで出来たら苦労しなッ…！？」
どうせ無理だと思いながら試してみると、目の前のビルが透明になった。
青っぽい輪郭が、ほんのりと
「な…えっ…？」
「消えた…これがお前の能力か？」
「わかんねーけど…多分、そうだと思う……」
周りを見てみれば、驚いているのは俺たちだけで、大衆は顔色ひとつ変えずにいつも通り騒がしくしていた
「なるほど…おそらくお前のスタンドは、視認したものを透かす能力を持っているんだろう。このビルだけでなく、さっきからお前が視界に入れたであろうもの全てが透けている。」
「えっ？うわ、マジだ！」
気がつけば、大衆も向かいの建物も透けていた。
「お、おい！これ、どうやって止めるんだよ！」
「…止まれと思えば、止まるんじゃあないか？」
確かに、さっきだって出そうと思ったら出せたんだし、止まれと思えば…！
とまれ、止まれ！
ギュッと目を瞑って、必死にそう念じる
そしてゆっくり目を開けば、もう透けているものなんて何も無かった。
「…止まった……」
一生止まらないかと思った…
「よし、お前のスタンド能力もわかったことだし、そろそろアイツらのところに戻るぞ」
「あ、ああ。わかった。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 92人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
兎(プロフ) - 最近見つけたものですッ！今も更新を行なっているのかは定かではありませんが、応援していますッ！！ (10月14日 1時) (
レス) id: 0558b064c9 (このIDを非表示/違反報告)
森(プロフ) - ぐっはああああ!!この作品スゲェ好きです!!更新頑張って下さい!! (2022年11月10日 13時) (レス) @page16 id: 16b29645b2 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - すごい好みです!控えめにいって神です。更新待ってます! (2022年9月4日 23時) (レス) @page16 id: 8ef62998d5 (このIDを非表示/違反報告)
名の無いただの人(プロフ) - くっ...好みすぎて...ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｯ無理しない程度に毎秒更新待ってますぬ...！！！！！ (2022年7月16日 9時) (レス) @page14 id: c00320f8c9 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけなすび - こういうキャラまじで好き。更新頑張ってくだされい。 (2022年5月23日 20時) (レス) @page12 id: 3dbd05047b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねこにこみ x他1人 | 作者ホームページ：http teno1
作成日時：2021年10月28日 0時
