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忠義side
あの時の夜からずっと元カノに追いかけられる日々
マンションの駐車場の入り口にいた時はビビったわ
どうしようもできなくて、迷いもなく、診療時間が終わるギリギリにハートケアに来た
受付の人は俺の名前を知った直後、俺がここに来た理由がわかったみたい
・
A先生に話をして助けてもらおうとしたんやけど
あの時、俺何も言うてへんかったのに、相談したいことがわかってて、ホンマ心読めるんちゃうんかって聞いた
図星なのか、顔を下にやらかした感じを見せた
ホンマに心読めるんか?
・
A「心理士って、思った以上に大変な仕事で、色んな患者さんの心を知ろうと頑張ってた。しばらくしたら、触るだけで心を見抜けることを知った」
「…触るだけ、だからあの抱きついた時に」
A「ごめんなさい。でも、このこと知ってるのは友達1人だけ。お兄ちゃんも知らない。だから、秘密にしてね」
「わかった…友達って、受付の子?」
A「違う。友達は刑事。お兄ちゃんはここの社長。兄妹で作ったハートケアなの」
「そうやったんや。そんで、その友達の刑事に俺のこと話すん?」
・
A「一応は。彼女、捜査一課だから事件以外は担当外だろうし」
「早いうちにお願いします」
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作者名:ちーこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chi-ko/
作成日時:2023年3月11日 8時