文豪と恋物語２

花吐き病＊太宰治 ページ17

吐き病______________
正式名称は嘔吐中枢花被性疾患。
片想いをすると稀にかかる。
吐いた花に触れると感染する。
治療法は好きな人に告白する。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ずっと大好きな人がいる。

背が高くてかっこよくてちょっと変わっててだけど凄く頼れる大好きな人。

太宰治

貴方が好きです。

貴『ケホッ』

咳き込んでしまった。

何……此れ

貴『なっんで花が口から……』

ピンクの鮮やかな花が
私の手のひらに乗っていた。

貴『異能力…？』

貴『太宰さんならわかるかな……』

太『呼んだ？』

貴『だっ、太宰さん！』

太『綺麗な花だね！くれるのかい？』

貴『いやっ、これはそのっ…』

太『…ただ事じゃないようだね…』

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
太『其れは花吐き病だね。』

貴『花吐き病……？』

太『治療法は一つだけ。好きな人に告白する事。』

嘘、病気なんだこれ。

告白して治るんだったら

貴『あの、太宰さ『中也のとこ、早く行ってきなよ。』え…？』

太『中也に告白して来たら治るよ。ね、早く』

トンッと肩を押される。

違う。私が好きなのは

太『じゃぁ私は行くか『太宰さん！！』…どうしたの？』

もじもじしても仕方ない！

すぅぅぅ
貴『好きでぇぇぇえぇす！
ずうっと前から大好きでしたぁぁぁぁ！』

太『……ぷっ、ふふふw…あはは！』

貴『え？なんですか⁉本気なんですよ！』

太『ごめんごめん！皆んな見てるからさぁ！』

あ、

本当だ。

此処探偵社内だった。

太『私も好きだよ、Aちゃんのこと。
そーゆうとことかも大好き。私と付き合ってくれ給え』

貴『……！』

大恥かいた告白。

キッカケをくれた奇病。

なんかこー言うのもいいかも！

フードの下の…＊織田作之助&中原中也 夏姫様リクエスト→←先天性白皮症＊2

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