7話 家にて ページ7
家につき、陣は手を洗って家をウロウロしている。
「そんなにウロウロせずにテレビでも見ればどうだ?」
と言うと、テレビのまえのソファーに座り、テレビをつけて見だした。
俺は昼飯を作ろうと思うが、陣の好きなものは何だろうか?
「陣は好きな食べ物はあるか?」と聞くと
「孤児院では、残ったものを混ぜ合わせたものを食べていた。」
と返ってきた。
ふむ、やはりあの孤児院を潰しておくか
まあ、それはさておき、オムライスでも作るとするか。
具材をみじん切りにして先に炒め、玉ねぎに火が通ったら、ご飯を入れ
ケチャップで味付けをする。
他のフライパンに卵を入れ先ほどのケチャップライスを包む。
うん、綺麗に包めた。
机に皿を持っていくと、陣が匂いにつられたのか自分からやって来た。
「この旨そうなものはなんだ?」
「これはオムライスというものだよ。今回は包んでいるけれど次回は上に半熟を乗せてみるか。」
と言うとパアァァと効果音が付きそうなほど楽しみという顔をする陣。
原作ではまず見られるものではないのでちょっと、いやかなり嬉しい。
この世界に来ていいことがあったのは今日が初めてかもしれない。
今日、この日のためにここに来たのかもしれないな。
「さあ陣、早く食べてしまわないと冷めてしまうよ?手を洗っておいで。」
するとすぐにコクコクと頷いて、パタパタと帰った時に手を洗わせた洗面所へと走って行った。
可愛さについつい頬が上がってしまったが、仕方がないと思う。
それにしても10歳にしては、やはり身長が小さい気がする。
まあ、ろくに食事もしていなかったようだし、仕方がないか。
原作のことを考えると、おそらく驚異的なスピードで伸びていくのだろうな…。
俺はその時も今の体のままだろうがな。
と思っていると裾が引っ張られた。陣だ。
眉を下げ心配したような顔をこちらに向けてきた。
まったく、陣に心配をかけるなんてダメだな俺は。
「じゃあ、そろそろ食べようか。」
と、頭をなでながら笑顔で言う。
うん!と元気よく返事した陣は椅子に座り、いただきます。
と言ってオムライスを一口食べた。
すると、パアァァと効果音がつくようだった。
もちろん、陣の好きな食べ物にはオムライスが追加されたのだった。
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朽木 桜(プロフ) - 雪桜さん» あありがとうございます!!これからも少しずつですが更新頑張ります! (2018年1月29日 21時) (レス) id: 75375c07c2 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - はじめまして、雪桜です!小説、とても面白いです!続き待ってますね!\(^_^)(^_^)/ (2018年1月29日 1時) (レス) id: 62247f9682 (このIDを非表示/違反報告)
朽木 桜(プロフ) - 名無しさん» 赤であってますよー。 (2017年10月9日 21時) (レス) id: 75375c07c2 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - アルビノの目の色は赤ではなく白ですよ。 (2017年7月29日 12時) (レス) id: eed622d24b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朽木 桜 | 作成日時:2016年12月26日 8時