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hk side
「大我?!めっちゃ目腫れてるじゃん!?」
「これでも治った方なんだけど」
「全然治ってないよ」
ジェシーの笑い声が部屋に響き渡る
京本の顔をチラッとみれば
確かに目が腫れていて心配になる
樹に近づき小声で「京本どしたの?」と尋ねる
「本人に聞けよ〜」
「いや、それは...」
渋っていたら背中を叩かれた
樹が言う通り自分から話しかけて
少しでも気まずい雰囲気を壊せたらいいかもしれない
このままの状態では
メンバーに余計な心配をかけてしまう
意を決して「京本、大丈夫?」と辿々しく話しかける
「あ、えっと、大丈夫...昨日なかなか寝付けなくて寝不足なだけだから」
ぎこちないがちゃんと返してくれた
京本の言ったことに
「俺も寝不足〜」と共感するジェシー
「お前に寝不足とか絶対無いだろ」
「いや、俺にだって寝不足はあるよ」
ツッコミをいれた樹に反応するジェシー
笑いが起き騒がしくなる
「ほく、と...ありがとう、心配してくれて」
俺だけに聞こえる声でそう言われ「あ、うん...全然、」と動揺してしまう
軽く微笑む京本
関係が変わってしまっても
その笑顔は変わらず綺麗で
つい見惚れてしまう
「それでは、始めますね」
スタッフさんの言葉で打ち合わせが始まった
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みちゅどん(プロフ) - 初めまして!カヤさんの作品全て読ませていただきましたがどれも好きすぎてキュンキュンが止まりません!!!これからも楽しみにしてます♪ (2020年9月19日 17時) (レス) id: dc77794694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かや | 作成日時:2020年7月23日 22時