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hk side
樹と話している京本と目が合い
気まずくて逸らしてしまう
不仲と言われていた時に戻ってしまった
「じゃあ、次の仕事あるから行くわ」
そう言って部屋から出て行く京本の背中を目で追う
付き合うまで凄く苦労したのに終わりは本当に呆気ないもんだなと自分から別れを切り出しておいて寂しく感じる
「北斗も仕事あんの?」
「今日はもう終わりだけど」
「じゃあいまから事情聴取な」
俺の肩に手をまわす樹
事情聴取とか怖すぎだろ
もう話すこと無いよ
他のメンバーは仕事があり帰って行く
「お前さ、きょものこと好きじゃなくなった感じなの?」
「いや、そういうわけじゃないけど...」
好きか嫌いと聞かれたら好きだけど
好きという感情だけで突っ走っていけるほどもう子供じゃないわけで
「お前絶対別れたこと後悔するぞ」
「....しないよ」
「絶対するからな、知らねえぞ」
説教されてるみたいだ
樹の言う通り後悔することもあると思う
けど別れを切り出したのは俺だし
京本もあっさりとそれに賛成した
後悔したところでもう遅いのだ
「あ〜あ、あんな可愛い恋人手放しちゃって、なにしてんだよ〜」
「...もう帰るよ」
若干怒り気味に部屋を出た
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みちゅどん(プロフ) - 初めまして!カヤさんの作品全て読ませていただきましたがどれも好きすぎてキュンキュンが止まりません!!!これからも楽しみにしてます♪ (2020年9月19日 17時) (レス) id: dc77794694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かや | 作成日時:2020年7月23日 22時