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hk side
「京本さん、ちょっといいですか」
「はい?」
打ち合わせが終わり
スタッフが京本を呼び出し2人で部屋から出て行く
「あいつ、きょものこと狙ってるやつだよ」
「うわっ!びっくりした、」
いきなり耳元でそう言われ驚いてしまい
机に体をぶつけた
意外と痛くて打ったところを撫でる
「ていうか、狙ってるって...なんで樹が知ってんの?」
「あいつの顔見ればわかんだよ、」
メンバーに聞こえないよう注意して
コソコソと小声で話し合う
顔見て分かるとか何だよ
分かんねえよ
ほんと人のことよく見てるよなと感心する
「もしきょもがあいつと付き合っちゃったらどうする?」
「どうもしないよ、俺には関係ないもん」
寧ろ誰かと付き合ってくれた方が良い
無理せず吹っ切ることができるから
「ほんとに、いいの?きょもがお前じゃない誰かとキスとかするんだよ?いいの?」
こいつは何でそんなに煽ってくるんだ
よりを戻させるのに必死過ぎ
「いいよ、別に」
ため息混じりにそう答えた
そんなことを話していると
京本が1人で部屋に戻ってきた
樹はすぐさま京本のところへ行き「告白されたでしょ」と問い詰める
京本は驚いた顔で「何で知ってんの!?」と言い俺の方をチラッと見た
「北斗も知ってんの?」
「え、あ、うん...樹から聞いた」
「きょもその人と付き合うの?」
「え、付き合わないよ。俺、好きな人いるもん」
その言葉で頭が真っ白になった
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みちゅどん(プロフ) - 初めまして!カヤさんの作品全て読ませていただきましたがどれも好きすぎてキュンキュンが止まりません!!!これからも楽しみにしてます♪ (2020年9月19日 17時) (レス) id: dc77794694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かや | 作成日時:2020年7月23日 22時