寝込み (ページ18)

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kym side
　

北斗の言葉が信じられなくてただただ驚くことしか出来なくて唖然としていたら「ごめん」と謝られる

「こんなタイミングで言うことじゃないよね」

「いや、え、全然...だ、いじょうぶ、だけど」

脱がされた服を羽織り働かない頭を使って言葉を振り絞り「あの....」と言えば「うん？」と首を傾げる北斗に「ほんとに俺のこと、その...す、き...なの？」と問いかける

北斗は静かに頷き「好きだよ」と優しい声でそう言い抱き締めてくれる

「おれ、も...北斗こと、ずっと前からすきだよ、」

泣きながらそう伝えたら「やっと言ってくれたね」と微笑まれ今まで溜め込んでいた気持ちが溢れて何度も何度も"好き"と言えば北斗は笑い出し「わかったから」と俺の頭を撫でる

「ねぇ、ほくと...き、すしてもいい？」

「さっきは長いって怒ってたのに？」

余計なことを言われ「いいよ、もう、」と拗ねれば触れるだけの優しいキスをしてくれる

「ねぇ、きょーもと、俺と付き合ってくれますか？」

俺は頷くことしかできなくて首を何度も縦に振れば「じゃあ今度からは寝込みにキスするんじゃなくて起きてる時にしてね」と言い意地悪な顔をする北斗に「え、え、」と困惑する

「え？なんで？いつから気づいてたの？」