寝込み (ページ2)

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kym side
　

今日も今日とて

寝ている北斗にキスをする

仕事が忙しくなり睡眠時間が短いのか控え室で寝ていることが多い北斗

自然とキスをする回数が増える

不仲の俺にキスをされているなんて
考えたことも無いんだろうなと少し悲しくなる

でもこんな状態になったのは自分の所為で北斗に対する気持ちが恋だと気付いた時に"悟られてはダメだ" "嫌われる" と感じた俺は距離をとってしまい北斗はそれを察し全く話さなくなってしまったのだ

自業自得なんだけどその時の俺は子供で嫌われることが怖くてそんな風にすることしか出来なかった

「松村さん！撮影のお時間です！」

スタッフさんの声で目を覚まし「はい！」と言って飛び起き控え室を出て行く姿をただ見つめているとスタッフさんが「京本さんもまもなく撮影のお時間です！」と声をかけてくたので控え室から出る

スタジオに行けば撮影しているメンバーやスタッフさんと話しているメンバーなど散らばっているそんな中でイスに座っていた高地に手招きされる

「なんだよ高地」

「大我、今まで北斗と2人きりで控え室にいたの？」

心配そうな顔で俺を見つめる高地

北斗に対する俺の気持ちを知っている唯一の存在

キスのことは話していないので「北斗、寝てたから何も話してないよ」と言えば「不仲解消出来るといいな」と過保護な目で見てくる高地に「頑張るよ...」と弱々しく返事をする

「では、初めにペア撮影を行います！」

スタッフさんの声と共にメンバーが集まってきて「よろしくお願いします」と言い撮影が開始された