41.人ダメソファ ページ43
.
虫眼鏡side
『虫くん〜』
「ねえこれ、てっちゃん達に見られたら僕絶対怒られる」
『いーじゃん怒られといてよ〜』
「もー、どうしたの」
人ダメソファに座る僕の上で、胡座かいてしっかり僕をホールドしてくるAちゃん
集合時間の少し前、早く行ってゆっくりしようと思ってたらこれ
「わかった。としみつがりささんファンになったのが嫌なんだ」
『ちーがーうー』
「てっちゃんがまた出会い系してるから？」
『…』
「りょうくんが最近女の子とご飯行ったりしてるから？」
『その2つ知らなかった…超凹んだ…』
「知らなかったんだ…言っちゃったじゃん…」
『もーーーー！！！』
「あーよしよしよしよし」
全力で抱きついてくるのを背中をぽんぽんしておさめようとしたけど効かない
「てっちゃーーーん起きてーーーー助けてーーー」
『虫くんうるさい』
「はい、すみません」
『ね、さっきのほんと？』
「てっちゃんとりょうくん？ほんとだよ」
『なんで虫くんそんなの知ってるの』
「二人でご飯行った時に聞いた」
『私全然知らなかった』
「まあAちゃんには内緒にしておきたい事だろうからね…」
り「何を内緒にするって？」
『あ、』
声のした方を見るとコンビニ袋を両手に下げたイケメンが立っていた。
普通ならAちゃんはここでりょうくんに飛びつくところだけど、今日は話の流れ的にそうはいかない。
「ねーりょうくん助けて、Aちゃん取れない」
『汚れみたいに言わないで。』
り「Aどうしたの？おやつ買ってきたよ、おいで」
『…あとで。』
あとでかよ。
りょうくんの方をちら見しながらも離れる様子は無い。
り「虫さんに餌付けされた？」
『されてません。ねー虫くん』
「うん…」
て「モンスト周回寝過ごした〜間に合うかな、て、あれAどしたの身長縮むよ？」
『てっちゃん嫌い、あっちいけ』
て「辛辣〜」
てっちゃんはいつも通り弾かれたけど、りょうくんはどうしたの〜ってAちゃんをあやそうとしてる。
…てか別に僕にくっついたからって背縮んだりしないからね。
『虫くん明日ひま？ご飯行こうよ』
「うん、いいよ」
り「ねーAー？」
『りょうくんは今いい！』
て「りょうより虫優先なんて珍しいな」
と「遅れてごめーん……え？」
『としみつおはよー』
ちょっと心配げな二人と理解出来てないポンコツをよそに企画会議は進み、その日は解散になりました。
つづく！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 847人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「紅一点」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さつき - 読んでて、楽しくて面白くてきゅんきゅんしました！続編も読みたいです！ (2018年8月31日 6時) (
レス) id: eaa50f361c (このIDを非表示/違反報告)
あきか - ドレスの画像ってどうやって見るんですか？ (2018年8月6日 4時) (レス) id: 03e448f0e4 (このIDを非表示/違反報告)
いつつ(プロフ) - Utuuuさん» ごめんなさい、ここのお話の設定を変えての内容は書けないです、せっかくリクエスト頂いたのに申し訳ありません…(´;ω;`) (2017年12月9日 4時) (レス) id: 95681d7691 (このIDを非表示/違反報告)
いつつ(プロフ) - なかれもんさん» ありがとうございます！続編でもよろしくお願いします！ (2017年12月9日 4時) (レス) id: 95681d7691 (このIDを非表示/違反報告)
のり - 新しい方のパスワードって教えていただけますか？ (2017年12月8日 20時) (レス) id: 93993f7905 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いつつ | 作成日時：2017年9月28日 4時
