29.アイス ページ31
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としみつside
『あ〜〜いいお湯だった！』
て「Aそのかっこダメ。早く服着て」
『え〜いいじゃんあっついし』
て「童貞が困っちゃってるから。ほら」
『あれ、としみつ今日お泊まり？』
「…うん、それより早く服着なさい」
『はーーーい』
Aがお風呂上がりにタオル1枚羽織っただけで上がってきた。
てつやから聞いたことはあったけど、本当だったんだ…まっすぐAの方を見れん。
て「んじゃわしも風呂入ってくるわ、としみつ変な気起こすなよ」
「起こさんわ」
『えーひどい起こして〜』
変なこと言うAを置いててつやは風呂場にいってしまった。
Aはしぶしぶてつやに投げられたTシャツに袖を通す。
『ね〜、暑くない？わたしアイス食べたい』
「お風呂上がりだから暑いだけじゃん」
『だから今アイス食べたいの！コンビニ行こ！』
「え〜」
お願いお願いってじたばたするAに逆らえなくて結局2人で外に出た。
『うーん、外の風は気持ちいいねえ』
「ちょっと寒い」
『貧弱だな〜』
ふんふんと鼻歌を歌いながらAは俺の手をひいて、一歩前を歩く。
あちゃんとお揃いで貰ったーって言ってた白組の玉入れパンツにてつやのゆるいTシャツ、お風呂上がりで濡れた髪がかわいくって、
その後ろ姿をずっと見つめてた。
『ね、やっぱりおでんにしん？』
「え？？？」
コンビニに着いた途端Aはおでんのコーナーに駆け寄った。
歩いてたら冷えちゃった〜とか言って、もうトング持ってカチカチしてる。
「しょうがないな〜」
『へへへwとしみつは何にする〜？』
「もちきんと牛スジと〜…」
コンビニから出て帰り道
俺の手には何故かビニールが2袋。
1つはおでん。もう1つは…アイス
「で、結局どっちも食べるのね」
『おでん食べたらまた暑くなるかもじゃん！』
「太っても知らんからな」
『え〜優しくないな〜。でもほんとはね、夢だったんだ〜』
「何が？」
『ちょっと寒い日の夜に、お腹すいたねって手繋いでおでん買いに行くやつ。なんか素敵じゃん？』
「…うるさい、帰りも冷えるからこれ着て」
一瞬袋を持っててもらって、上着を脱いでAの頭にかぶせる。
優しいじゃん〜とか言ってくるけど、そろそろ皆長袖を着だす時期に
そんな半袖短パンで外歩いてほしくない
あと、普通に可愛くて俺今絶対顔赤いから。
こっち見られないように帰りは俺が一歩前に出て、Aの手を引いて帰った。
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さつき - 読んでて、楽しくて面白くてきゅんきゅんしました！続編も読みたいです！ (2018年8月31日 6時) (
レス) id: eaa50f361c (このIDを非表示/違反報告)
あきか - ドレスの画像ってどうやって見るんですか？ (2018年8月6日 4時) (レス) id: 03e448f0e4 (このIDを非表示/違反報告)
いつつ(プロフ) - Utuuuさん» ごめんなさい、ここのお話の設定を変えての内容は書けないです、せっかくリクエスト頂いたのに申し訳ありません…(´;ω;`) (2017年12月9日 4時) (レス) id: 95681d7691 (このIDを非表示/違反報告)
いつつ(プロフ) - なかれもんさん» ありがとうございます！続編でもよろしくお願いします！ (2017年12月9日 4時) (レス) id: 95681d7691 (このIDを非表示/違反報告)
のり - 新しい方のパスワードって教えていただけますか？ (2017年12月8日 20時) (レス) id: 93993f7905 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつつ | 作成日時：2017年9月28日 4時
