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クレープを食べ終えたロボロを連れて、外周を周りブティックに入る
…ここにあるの全部似合いそうやな
ロボロは悩んでいる俺を不思議そうな顔でみつめている
そんな彼に、適当に見繕った服を合わせていく
…ちょっとオーバーサイズのやつも似合うな
あ、でもこっちの上着もばり可愛くない？
んんん、と頭を抱えながら悩んでいると、隣から明るい声がした
｢なにかお探しでしょうか？｣
ストレートの茶髪に、愛想のいい笑顔を浮かべた女性店員。
｢そうですね…こいつに似合う服なかなか選べなくて
何かオススメのものとかありますか？｣
自分より店員の方がよっぽど見る目あるだろう。
俺はそう考え、思考を放棄する
彼女はロボロを一瞥した後、少々お待ちください、と言って店の奥に姿を消した
｢すみません、お待たせ致しました。こちらいかがでしょうか？｣
手に持っているのは少し大きめの上着と、楽に着られるダメージジーンズ
…やっぱオーバーサイズっていいよな
この人分かってるわ
｢いいですね、これにします
…ロボロもそれでええ？｣
｢もちろんええで！｣
目を輝かせ、あどけない笑顔でこくりと頷くロボロ
……その笑顔は反則やろ
最愛の人の笑顔に俺は思わず頬が緩んでしまう
そんな俺らをみて、淡く微笑む女性店員。
彼女はふとロボロへ目線をあわせ心底嬉しそうにこう言った
｢親身に色々考えてくださる素敵なお兄さんですね｣
彼女が放った予想外の言葉に思わずむせる
当のロボロは、何を言われたのか理解できないように突っ立っていた
｢っははは、
すんません店員さん、こいつ友人です｣
ロボロの反応に俺は笑いながらそう答える
すると彼女は目を丸くして俺とロボロを交互に見つめる
そんな彼女の反応がおかしくてまた笑ってしまう
………腹筋痛い、これは明日筋肉痛やな
｢すみません、あまりにも仲が良さそうだったので兄弟かと…｣
受けたダメージから回復したのか、笑いすぎて喋れない俺に変わって答えるロボロ
｢…いえ、大丈夫ですよ。
っゾム、お前はいつまで笑っとんねん｣
｢っすまん、だって…｣
反論しようとしたが、途中で笑ってしまい言葉にならない。
身長は俺と頭1個分くらいしか違わないけど、あのあどけない顔やはしゃぎようをみたら兄弟に見えるねんな……
笑いが止まらない俺に苦笑しながら、ロボロはお会計お願いします、と店員に伝える
ふと後ろを振り返ったロボロは目を丸くした
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くおろと - めちゃくちゃ好きな小説です…続き楽しみにしてます！ (2022年11月1日 17時) (
レス) @page1 id: 91be8eb151 (このIDを非表示/違反報告)
sala(プロフ) - クレナさん» 励みになります、ありがとうございますっ！ (2021年8月22日 23時) (レス) id: 6774b94e1b (このIDを非表示/違反報告)
クレナ - もちろんですよ！！！ (2021年8月22日 12時) (レス) id: c2d20227cd (このIDを非表示/違反報告)
sala(プロフ) - クレナさん» ありがとうございます、頑張ります！ 完結まで見守って下さると嬉しいです…… (2021年8月22日 10時) (レス) id: 458ab60d75 (このIDを非表示/違反報告)
クレナ - とっても楽しみです！投稿頑張ってください！ (2021年8月22日 5時) (レス) id: c2d20227cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sala | 作成日時：2021年8月22日 0時
