16 乱調 zm side ページ20
俺がロボロと暮らし始めてから、およそ2週間が経った。
最初は遠慮がちだったロボロも、ここでの暮らしに少し慣れてきたのか、今日は俺がカレー作る！と意気込んでいた。
｢ゾムー！出来たで、食べよ！｣
｢はーい｣
返事をして食卓につくと、そこには綺麗に盛り付けられたカレーと簡易的なサラダが置いてある
…え、めっちゃ美味そうやん。
｢｢いただきます｣｣
｢このカレー、結構自信作やで？｣
と言って瞳を輝かせ、ドヤ顔するロボロを俺は敢えてスルーしてスプーンを握る
｢ちょ、無視せんといてや…｣
途端に悲しそうな顔になるロボロをみて、心のどこかで可愛いな、と思ってしまった
｢っ…冗談やって。それじゃあ改めていただきます。｣
…吸血鬼って血が主食じゃないん？
なんでカレー作れるんや…………？
どうでもいい事を考えながらカレーを口に運ぶ。
｢…うま?!｣
思わず口をおさえてしまう
予想してた何倍も美味しい。
｢店開けるで、これ！｣
そう絶賛すると、視界の端に映るロボロは照れたように笑っていた。
食べ進めようとしたその瞬間、玄関のインターホンが鳴った。
突然の出来事に俺もロボロも固まる
｢…ぞ、む？｣
不安そうな顔でこちらをみつめるロボロ。
｢＿＿食べたかったけど…カレーどころじゃないかも知れん。ロボロ、部屋に戻っといて。絶対出て来んといて｣
そう言うと、ロボロは小刻みに震えながらも頷き部屋へ戻っていった。
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くおろと - めちゃくちゃ好きな小説です…続き楽しみにしてます！ (2022年11月1日 17時) (
レス) @page1 id: 91be8eb151 (このIDを非表示/違反報告)
sala(プロフ) - クレナさん» 励みになります、ありがとうございますっ！ (2021年8月22日 23時) (レス) id: 6774b94e1b (このIDを非表示/違反報告)
クレナ - もちろんですよ！！！ (2021年8月22日 12時) (レス) id: c2d20227cd (このIDを非表示/違反報告)
sala(プロフ) - クレナさん» ありがとうございます、頑張ります！ 完結まで見守って下さると嬉しいです…… (2021年8月22日 10時) (レス) id: 458ab60d75 (このIDを非表示/違反報告)
クレナ - とっても楽しみです！投稿頑張ってください！ (2021年8月22日 5時) (レス) id: c2d20227cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sala | 作成日時：2021年8月22日 0時
