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和side
翔ちゃんが先頭で階段降りていたら。
突然誰かに押されて宙に浮く感覚。
俺以外の声も聞こえたからきっとみんな押されたのか...
って下に落ちているあいだ呑気に考えている俺。
このまま死ぬのかな...
嵐はどうなるのかな...
ってあれ？
いつまで経っても覚悟していた痛みが来なくて。
恐る恐る目を開けてみるとみんな踊り場にいて。
和「しょ、翔ちゃん...？翔ちゃん！」
下に何か感じる
そう思って見てみると翔ちゃんが俺らの下敷きなっていて。
智「えっ！？翔くん！？」
雅「翔ちゃん！！起きて！ねぇ！」
潤「きゅ、救急車！！」
きっと押されたのは翔ちゃん以外の4人。
翔ちゃんは俺達を庇ってくれたんだ。
翔ちゃんは目を固く閉じていて。
俺達の呼びかけに反応を全くしない。
助けてもらった俺達は無傷で。
...ん、いや。所々ズキズキするけど翔ちゃんよりはずっと軽傷。
なんで庇うんだよ...
ばーか.....泣
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作者名：柚南翔 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=citrusfruit1
作成日時：2019年7月3日 15時
