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どうして。
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「スタッフさんに謝ってくるね。」
あんな大勢の方の前で起こったことだ。
謝らないなんて、考えられなかった。
何をするにも、まず最初にと動いていた。
「あ、櫻井さん！」
「大丈夫ですか･･･、」
そうとう、ご迷惑をかけたことが分かるのには十分だった。
謝ろうと、声に出そうとした時。
神崎さんが端にいるのを見つけてしまった。
まだ帰っていなかったんだ。
神崎さんから目線を外さずに固まってしまった僕は、メンバーに助けられた。
メンバーがいても、神崎さんがいなくても。
怖い･･･。
もう、何を言われるか分からない。
声に出すのが怖かった。
ここで謝ったら、神崎さんにも謝ることになる。
謝る必要は、ない･･･んだよね、？
「ぁえっと、その、･･･」
普段の僕からじゃ考えられないほどおどおどしていた。
それを助けて下さったのは、
「櫻井さん。なにも言わなくていいんですよ。神崎さんが、悪いんですから。」
「そうですよ！酷いですね、命の恩人にあんなこと言うなんて。」
「人として終わっていると思いますよ、あのお方は。」
僕が謝ろうとしていたスタッフさん方だった。
あんなに迷惑かけたのに･･･。
わざと、神崎さんに聞こえるように言って、僕を庇ってくれた。
「なんなんだ！！訴える！！」
しばらくして、神崎さんはそう口にして帰って行った。
「はぁっ･･･」
「櫻井さん、僕達はみんな櫻井さんの味方です。僕たち、スタッフでありながら怖くて動けなかったんです･･･。」
「櫻井さんがいなかったら、と考えるのが怖いくらい、助けてもらいました。」
「だから、今回は反対。櫻井さんを僕たちが助けました。これで、おあいこです。」
「しょーちゃん、頑張ったね。ありがとう。」
スタッフさんとメンバーの優しさに涙が止まらない夜だった。
end
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なぎ(プロフ) - ナマケモノさん» 了解です！ (2021年6月11日 7時) (
レス) id: 61967c5f9e (このIDを非表示/違反報告)
ナマケモノ - 精神系が見たいです！翔くんが仕事で何かあって辛くなっちゃうみたいな！櫻宮でお願いします！ (2021年6月11日 0時) (レス) id: 35413f7608 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぎ x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=citrusfruit1
作成日時：2021年2月24日 22時
