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またね/7 ページ7

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─── ご卒業おめでとうございます。





いつもなら長いと右から左へ聞き流していた校長先生の話がとても短く感じて平凡な高校生活が大好きだったんだなと実感した






高校生活の後悔は3つくらいかなぁ…





高1の時勉強サボりすぎて英語の単位を落としたこと



それで仁花の紹介で月島達に勉強を教えて貰った、それが馴れ初め。


たくさん迷惑掛けたのに皆がバレー部のマネージャーが1人必要だと言って誘ってくれて、それを断ったこと



月島の真っ直ぐな思いに最後まで自分の我儘を押し付けたこと




飛雄と友達としても接しれなかったこと





あ、4つあった

まぁ今日で全部終わりだしいいか。






校歌と在校生からのお別れの歌でボロボロと涙が出て止まらない、さっきまで実感がないと言っていた卒業式を思い切り体感させられた





花道を通り終わると一斉に解散

これでもう卒業式は終わりだ



周りは写真を撮ったり中には告白し始める人も沢山いた





人多いしちょっと少ない所に行こうと思って人混みを駆け抜けるとトンっと優しい勢いでぶつかる、慌てて上を見あげると私の後悔の1つである彼が立っていた







「あ、そ、卒業おめでとう」




「おう、お前もおめでとう…そういえば、」




「と、飛雄はVリーグ行くんだっけ!頑張ってね!」





飛雄が何か言いかけてるのに話を遮ってしまって慌てて「ごめん、何か言いかけてた?」と問うと大丈夫とありがとうって言われて安心する






「ねぇ飛雄の第二ボタン欲しい」





我ながら古臭いセリフに飛雄はきょとんとしてる、意味わかってないんだろうなっ思ったけどそれは私にとって好都合だしいっか




意味がわかってないまま飛雄は第二ボタンを引っ張り取ると「ん、これでいいのか?」って聞きながら渡してくれる



部室棟の方から飛雄の名前を呼ぶ声がすると飛雄はすぐ行くと大きい声で叫び返してた





「わりぃ、行くわ」






「…うん。ありがとう飛雄、またね」






私がそう言うと小走りで少しだけ先の方にいた飛雄が戻ってくる


「どうしたの」それを言う前に私の唇と彼の唇が優しく、少しだけ触れ合ってすぐに離れた









「…じゃあまた後で」







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- うん。影山、可愛すぎる (2020年5月19日 13時) (レス) id: 3e8294cf6f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とーあ!さん» コメントありがとうございます!番外編は可愛い影山を目指していたので可愛いと思っていただけてとても嬉しいです! (2020年4月25日 20時) (レス) id: 88e3480c8f (このIDを非表示/違反報告)
とーあ! - 俺もその病気になるって。うーん控えめに言って天使?まじで可愛すぎて死ぬところでした。 (2020年4月24日 0時) (レス) id: 39b1cb9946 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆきほのかさん» コメントありがとうございます!!!!!落ちが苦手なのでそう言っていただけてとても嬉しいです…! (2020年3月29日 16時) (レス) id: 88e3480c8f (このIDを非表示/違反報告)
亜沙(プロフ) - その後をぜひ!!! (2020年3月28日 8時) (レス) id: 18a55534e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年3月17日 18時

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