51話 ページ3
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あの連絡から1週間。
諸伏さんとは来週会う。
今日?1人しかいないよね。
私この人社畜のイメージしか無かったんだけどなあ。
あ、けどまだ組織に潜入してないから時間あるのかな?
『おはよう。』
「おはようございます、零さん。」
最近は当然のように私の家まで迎えに来てくれる。
しかし今日は迎えではなく、集合場所を私の家にしたのだ。
別に体の関係があるわけではないし、付き合っているわけでもない。
というか、そんな関係の人を作ればすぐさま私の幼馴染みが本気で命を奪いに来ると思う。
「ということで、お忙しいのに今日は来てくださってありがとうございます。」
『気にするな。
それで、君がわざわざここに呼ぶってことはもうすぐ何かあるんだろう?』
さすが零さん、察しが良くて助かる。
コクン、と頷いて口を開く。
「零さんたちのお仕事についてです。
…もうすぐ、諸伏さんと一緒にある組織に潜入する予定はありますか?」
『!!?』
「その反応だとあるんですね。」
『…ああ。
そこまで知っているならわかっていると思うが、ヤツらはかなり危険だ。容易に首を突っ込んで良い世界じゃない。』
「わかってます。それに私は非力だから出来ることも限られてるし、直接関わりを持つつもりはないです。」
『それならいいんだ。しかし話が見えない。君は何を伝えたくて僕を呼んだんだ?』
そう、今から伝えるのが今日の本題である。
諸伏さんが亡くなったことは伝えないものの、命の危機に瀕する状態がやってくるということをわかっていて欲しいのだ。
しかしあの光景は思い出すだけで涙が出そうで、零さんに伝えようとすると心臓がうるさくなる。
「…っえと、その」
『…』
話せない、と思った時だった。
『アイスでも食べないか?』
「っへ」
『前買ってきたアイス。君のことだ、まだいくつか残ってるだろ?』
以前アイスにハマっているという話をしたら何店舗もお店を回ってアイスを買ってきてくれたアイスクリームのことだ。
「じゃあ〜チョコ!」
『僕はバニラをいただくよ。』
2人でテレビを見ながら談笑していたら、諸伏さんのことも話せるような気がした。
『…今日じゃなくてもいいんだぞ?
君のためなら時間くらい作る。』
「ううん、言う。
零さんにはちゃんと休んで欲しいし。」
『僕にとっては君との時間が1番休めるんだけどな…』
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あまね(プロフ) - 🟥さん出てくるのも待ち遠しい‼️ (10月9日 15時) (レス) @page14 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - 読みながらときめきで倒れそうでした!続きを心待ちにしてます!! (7月3日 13時) (レス) @page14 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
仁(プロフ) - めちゃめちゃ好きです!!!続き楽しみに待ってます!!! (5月30日 22時) (レス) @page14 id: 4e6b429b64 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 👍 (2023年4月9日 12時) (レス) @page12 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ。 - 続き楽しみにしてます!!!!! (2022年12月26日 21時) (レス) @page12 id: 5bbebede5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そば粉 | 作成日時:2022年7月18日 11時