47話 ページ48
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『頭を上げるんじゃ』
そう言われて少し伺いながらも阿笠博士の方を見る。
『ぜひ協力させてくれんか。』
「！！！！お願いします…！！」
『ああ、ただし…
さすがに学生から資金を払わせることは出来んから、デザインやらは辰巳くんも考えてくれんかのぉ…』
「そんなことで良いんですか…？」
『もちろんじゃ！』
「ありがとうございます！！！！」
そのまま話は進み、1年以内に完成させるため毎月1度以上顔を出すことを約束した。
ちなみにこの携帯カバーは諸伏さんのためのものだ。
彼は原作で、携帯を通して自らを撃った。
だからこそ私はそもそも携帯が銃弾を通さなければ、彼はあのような結末を迎えないと考えた。
それに零さんには足音を立てないように階段をのぼって欲しいと伝えるつもりだ。
さすがに過去の話でも自分が親友の命を奪う原因になったなんて言えば、きっと彼は自分を追い詰める。
なのでそこに関しては少しだけ嘘をついて、間に合ったため命を絶つことは無かったが、危なかったと伝える。
阿笠博士の家を後にして駅に向かって歩いていると、辰巳さーん！と声がする。
「！新一くん、どうしたの？」
そう、私を急いで追ってきたのは私を怪しんでいたはずの名探偵だった。
『っその、なんも知らずに疑っちまったから…』
目が合わない彼の頬は少しだけ赤い。
謝りに来たのか…可愛いな。
「あはは！！！全然気にしてないよ、あれは私も怪しいと思うもん！」
『そっか、良かった…』
「けど私ね、名字で呼ばれるの嫌いだからAって呼んで。
…それだけ気にするかも。」
『Aさん意地悪って言われない？』
「言われなーい」
『絶対嘘だね』
なんて会話をして新一くんと別れた。
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私の予想が正しければ、これから1,2年の間に零さんと諸伏さんは黒の組織に潜入する。
諸伏さんの件が起こるのはじんぺーくんの事件より後だということはわかっている。ならば時間はまだまだある、そう思いがちだ。
けれど警察関係者でもない私が彼らと定期的に連絡を取り合える可能性は低いと思っている。
そう考えた時、もしも1年後に潜入する時はいつでも渡せるように今から準備を始めたのだ。
きっと零さんは定期的に連絡をくれるだろう。
しかし会うとなると私に危険が及ぶ、とかなり慎重になるはずだ。
やはり今しか無い。時間は限られている。
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そば粉(プロフ) - ヨザクラさん» ありがとうございます！！これからもソワソワしていただけるように書いていきます！警察学校組登場まであと少しお待ちください！ (2022年6月3日 8時) (
レス) @page18 id: 16cd9ffa67 (このIDを非表示/違反報告)
ヨザクラ(プロフ) - とても面白いです！続きが気になってソワソワします！全員にフラグ立ってーーー！！！頑張ってください！楽しみにしてます！ (2022年6月2日 9時) (レス) @page14 id: f4c5d262a2 (このIDを非表示/違反報告)
そば粉(プロフ) - ひええそんなこと言ってくださる柑橘類様尊すぎませんか(？)ありがとうございます！！そのお言葉がモチベーションになります！！！ (2022年5月31日 0時) (レス) id: 16cd9ffa67 (このIDを非表示/違反報告)
*柑橘類*＠馬鹿同盟(プロフ) - えっ尊いですね(？) 応援します！ (2022年5月29日 19時) (レス) @page6 id: dcab7e85b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そば粉 | 作成日時：2022年5月27日 11時
