35話 ページ36
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無理に研二くんを守ろうとしてバチが当たったんだろうか。
爆破による熱風で飛んできたガラス片が刺さっていた。
あつい。いたい。
『萩原！！！！！！無事か！？！？』
『っ松田、救急車！！！！！Aの血が止まらねえ！！！』
「けん、じくっ」
『あと少し、大丈夫だ』
そう言って止まらない額の汗と涙を拭ってくれる研二くん。
「さむい」
そう言うと私をなるべく動かないようにして、すこしだけ体を擦り寄せてくれる。
意識が朦朧とする中、私を呼ぶ研二くんの声と救急救命士かと思われる人たちが見えて、安心から私は目を閉じた。
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目を開けると少し前に見慣れた天井だった。
周りには誰もいない。
外は暗いけどきっと今日はまだ7日。仕事に追われているんだろう。
もも裏は痛くないので麻酔されているのだと思う。
とりあえずナースコールを押そう。
「あの…辰巳です」
『！！目が覚めたんですね！伺います！！』
軽く話を伺うと、なんと大きなガラス片を抜くための緊急手術をしたらしい。
15針も縫ったそうだ。
「あの私の携帯って…」
『ああそれならここに…』
ナースのお姉さんが出ていったあと、研二くんとじんぺーくんに連絡をいれる。
目覚めたよー。おはよ。
寂しいからお仕事終わったらお見舞い来て欲しいな。
なんて送るとすぐに返信が来る。
“今から行く”
さすが打つのも速いなじんぺーくんは。
“もちろん行くよ。なにか食べたいものとかある？”
研二くんらしい。私が好きそうなアイスが食べたい、と送っておく。
うーん、今はチョコバニラの気分だな…。
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20分もしないうちにバタバタと2人ほどの足音が聞こえてきた。
『Aちゃん！！！』
『A！！！』
「あ、おはよ〜。研二くんアイス買ってきてくれた？」
『…思ってたより元気そうだね。はい、これ。』
「そんなに心配してくれてたの？ありがとう。」
袋からアイスを出すとチョコとバニラのソフトクリームが。
『っさすが研二くん…！！いただきます。』
『おい』
ずっと黙っていたじんぺーくんが口を開いた。
すごく顔が怖い。サングラス越しでも怒っているのがよくわかる。
「なになに、なんでそんなに怒ってるの。」
『ちょ、Aちゃん』
『近くで見たハギが言わねえから俺が言うけどよぉ』
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そば粉(プロフ) - ヨザクラさん» ありがとうございます！！これからもソワソワしていただけるように書いていきます！警察学校組登場まであと少しお待ちください！ (2022年6月3日 8時) (
レス) @page18 id: 16cd9ffa67 (このIDを非表示/違反報告)
ヨザクラ(プロフ) - とても面白いです！続きが気になってソワソワします！全員にフラグ立ってーーー！！！頑張ってください！楽しみにしてます！ (2022年6月2日 9時) (レス) @page14 id: f4c5d262a2 (このIDを非表示/違反報告)
そば粉(プロフ) - ひええそんなこと言ってくださる柑橘類様尊すぎませんか(？)ありがとうございます！！そのお言葉がモチベーションになります！！！ (2022年5月31日 0時) (レス) id: 16cd9ffa67 (このIDを非表示/違反報告)
*柑橘類*＠馬鹿同盟(プロフ) - えっ尊いですね(？) 応援します！ (2022年5月29日 19時) (レス) @page6 id: dcab7e85b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そば粉 | 作成日時：2022年5月27日 11時
