座れば牡丹【名探偵コナン】

16話 ページ17

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結局話し合って、聞かれたら否定をすることになった。


わざわざ話を広げて否定をすると、逆に裏になにかあるのではないかと怪しまれる可能性があること、そして、私と付き合ってるという情報のおかげで変な女が寄ってこなくなったことが主な理由である。



そんなの私が変な女に狙われるかもしれないじゃん、って思ったけど、そこは俺が守るから安心しろ、らしい。

本当に強気だなじんペーくん。








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じんペーくんとの噂は広げられることはなく、そして研二くんとは3年間お話しないまま、彼らは卒業していった。


中学生の時みたいに3人で写真は撮れず、じんペーくんと2人の写真が増えた。


あ、第2ボタンも増えた。








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時が流れるのは早くて、私や凌ちゃんも高校を卒業した。

私たち2人とも彼氏いない歴＝年齢で。

少しは焦りを感じているものの、まあ大学生になったから素敵な彼氏が勝手にできるよね、なんて思っている。




そうそう、大学といえば私たち2人は学科は違えど同じ大学の同じ学部である。

私は法学部法律学科、凌ちゃんは法学部国際政治学科だ。



こればかりは本当にたまたま。


私は妃英理先生に憧れて弁護士を目指すため法律学科に入って、凌ちゃんは海外の企業で働きたかったため国際政治学科に入った。

お互い将来のことを話すのが少し恥ずかしくて秘密にしてたら、入学式に行く途中の電車で遭遇。
うちら素敵な腐れ縁だね〜なんて話した。



ちなみにじんペーくんたちとは別の大学だ。

そろそろじんペーくん離れしなきゃな、って思ったのと、これ以上研二くんが女の子と遊ぶ姿を見るのが耐えがたかったから。


風の噂では研二くんは大学生になってからも似たような雰囲気の女の子と付き合っては別れを繰り返したり、じんペーくんはじんペーくんで何人かの女の子にしつこくアタックされてるって聞いた。

それぞれの道に進んじゃったけど、私が選んだ道でもあるからしょうがないのかな、って思う反面寂しくもある。






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私はといえば、大学の最大の特徴でもあるグローバル教育である留学を1月から始めている。

というか、今日でもう1週間ほど経った。




登校時間というか、出勤時間というか、時間が被る近所に住むお兄さんがかっこよすぎてもうすでに日本に帰りたくない。






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