ィ ページ3
『かわい、これはシンプルで使いやすそ、』
『かっけー!チェーンついてる!』
『でも使いにくそう...あ、英語印刷されてるやつだ』
『んー、ダサくないけど似合わなそうかもな...あ!私のタイプ!』
現在服を買いに来てます
勿論ぼっちで、別に友達がいないとかそういう訳じゃないですから
『フェミニン系か...大人っぽすぎるかな...就活するわけじゃないし』
『こいつらにしよう!会計会計〜』
独り言がでかいって?つい口から漏れてしまうんです
会計が終わり、店のロゴがある紙袋を手で持ちまた少し派手な街の背景が視界に広がる
眩しすぎるな、私にとっては、
ちょっと目休めしようと建物の間の薄暗い通路に足を運ぶ
不気味なくらいに静か。
「おねえさん、ここで何してるの?」
「おねえさん、聞こえてる?」
「おねえさん?」
後ろから声が聞こえるなと思ったら急に肩に手を乗っけられた。心臓に悪いじゃないか
「おねえさん、めっちゃ綺麗っすね!良かったら今からお茶しません?」
ああ、いわゆるこれがナンパなのか
『すみません、今から地元帰るので...』
「えー、まだ時間あるっしょ?いこーよ」
グイグイと腕を引っ張られる。正直そんなに体を触んないで欲しいが
『ほんとに無理なんですよ。ごめんなさい。』
「えーー...」
わかりやすく眉を下げる男を見るとなんだか可哀想に感じてしまう
『次多分また来ますんで、そん時会いましょ』
気づいたらこんなことを口走っていた
「えー!まじですか!!?だったら俺と連絡先交換」
『しません』
「えー...」
ちょっと可愛いかもしれない
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作者名:禪 | 作成日時:2022年9月10日 0時