お縄 ページ48
「ぁ…ぁ…ぅあ…ッ」
「……何も話さないんだ？」
怯えた前任に呆れてパッと檜扇は掴んだ胸ぐらを離すと、腰が抜けたように尻餅をついた。
側からみたその姿はとても滑稽であっただろう。
なんせ、自分より小さいものにいい年した大人が脅かされているのだから。
「ふぅ……お小夜、縄お願い。」
ため息をつき、刀を納めながらそう檜扇が呟くと天井から黒い影が素早く降りてくる。
「……任せて。」
と言うか否か、瞬くうちに前任は縄で縛られた。
言わずもがな、それをしたのは我が本丸で一番の動機力を持ってる小夜左文字である。
ハッと我に返った前任は
「こ、これ外せ！！外せよォ！！」
と、ジタバタしていたが、檜扇の舌打ちでシン…と静まり返った。
「……僕がいること、わかってたんだね。」
意外そうにちらり、とこちらをみた小夜。
それに照れ臭そうに頬を薄ピンク色に染め、まぁね、と言った。
「でも、正直気配でわかっただけで確信はなかったよ。…いなかったら恥ずかしかった。」
「そう…」
そっけなく返す小夜の頭にぽん、と檜扇は手を置きワシャワシャと撫でた。
「わっ、ちょ…な、何…？」
戸惑いながら上目遣いでこっちをみる小夜に、ふわりと笑いかけ、
「ありがとう、お小夜。お小夜がいないと捕まえられなかったよ」
と言うと、小夜は目を見開きすぐに目を伏せたが、ぶわわ、と後ろに花びらは舞っていた。
「檜扇こそ…ありがとう。」
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左側に注意(プロフ) - 瀬戸凛兎さん» 辛いですよね…ありがとうございます…！回復するまで今しばらくお待ちを…（・ω・｀＠）ｽﾐﾏｾﾝ (2017年12月14日 18時) (
レス) id: 1a25799cf4 (このIDを非表示/違反報告)
左側に注意(プロフ) - ねる＠空前絶後の低浮上さん» ありがとうございます…無理しない程度に頑張ります（・ω・｀＠） (2017年12月14日 18時) (レス) id: 1a25799cf4 (このIDを非表示/違反報告)
瀬戸凛兎(プロフ) - インフルエンザ辛いですよね…。私も含め読者はみんな復活するまで待ってますので、しっかり治してくださいね！これからも応援してます！ (2017年12月13日 20時) (レス) id: c4b48b7ec8 (このIDを非表示/違反報告)
ねる＠空前絶後の低浮上(プロフ) - 突然すみません。もうゆっくり休んでください、めっちゃゆっくり。インフルは拗らせちゃうと厄介ですよ！無理しないでください、応援しています！ (2017年12月13日 19時) (レス) id: 375dd4fcc8 (このIDを非表示/違反報告)
左側に注意(プロフ) - まぁさん» ありがたいお言葉有り難うございます！近々番外編も作る予定ですので宜しければそちらもご覧になってくれたら嬉しいです！！ 檜扇「よろしく…ね？」 (2017年11月19日 0時) (レス) id: b03f457fa8 (このIDを非表示/違反報告)
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