【募集企画】サークルコードは774【無限募集】

【必読】用語説明　壱 ページ2

・サークル『ヒューマン・ダウジング』
近年インターネットの海の片隅で時折噂される外部から隔離された、所謂裏サークル。
メンバーは皆人非なるもの、人の理解を超えた現象や事物に対し関心を持ち、研究目的で集まっている。
中には野次馬目的で潜入している者もいるかもしれないが、此処に集う者には皆等しく死の刻限が迫り行く。
各員がそれぞれ各地で集めてきた噂などを基に「調査」を行い、レポートを作成。
それを纏め怪異に関する記録を集めた『異事録』と呼ばれるものを制作しているようだ。

・蒐集家(コレクター)
サークル『ヒューマン・ダウジング』に所属し活動する人間の呼称。
サークル内部の人間がこの名称を用いる事で、外部の人間か否かを判別する為に用いられる場合もある。
蒐集家は新人として認められるまでが最も過酷であり、サークルに入り新米蒐集家となってから一月でレポートを書き上げなければサークルから強制脱退という扱いを受ける。
それだけサークルが本気で怪異に関する情報の収集に躍起になっているとも考えられるが……
また、蒐集家には『五分の魂』というジンクスが存在する。
それに倣い蒐集家はレポートを書き上げた回数から、その呼び名や地位が変動するとされる。

・五分の魂
「蒐集家はしかし人の理を外れた存在と対峙する度、己の魂を奪われて行く。
ゆっくり、ゆっくりと、彼等は魂を一分ずつ持ち去って行く。
そうして五分の魂が失われた時、蒐集家は漸く、己の使命を終えるのだ。
その命を以ってして」
五分の魂は、蒐集家達に代々伝わるジンクスである。
蒐集家が怪異と対峙する度に、彼等は内側から疲弊して行く。
やがて5回目の対峙を終えた時、蒐集家はその命を落とすというものである。
このジンクスを基に、サークル内ではメンバーをレポート提出回数に応じて以下のように区別している。

一分：レポートを一度提出した者。まだまだ新人を脱したばかりで、末っ子のようなもの。
二分：レポートを二度提出した者。漸く対峙にも慣れ、少し兄貴風が吹かせられる頃。
三分：レポートを三度提出した者。最早中堅、新人のサポートに回り出せるのはこの位から。
四分：レポートを四度提出した者。大長として扱われることも少なくない、生き字引的存在。
五分：レポートを五度提出した者・或いは、提出を試みた者。例外なく対峙を果たした後殉職している。

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