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4限目の授業が終わりのチャイムが鳴るのが待ち遠しい。
数秒おきに時計を見ては、全然進んでいないのを知り密かに落胆する。
ノートばかり書かなきゃいけない世界史の授業はお腹が空いている今、なんて嫌がらせだと思った。
なんて考えていたら、隣のクラスの男子生徒がジャージ姿のまま廊下を歩いている。
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体育が終わったのか、と納得し、黒板を見たら先生が白チョークで黒板を埋めていた。
慌てて板書をしていたらチャイムが鳴った。
バタバタと購買に走っていく生徒を見ながら、机の上を片付ける。
ユキ「あーお腹空いたー。」
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ランチバックを片手に私の席の前に座るユキ。
そうだね、と私も鞄の中からお弁当を取り出そうとした。
A「あれ...、」
ユキ「どーしたー？」
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A「ない。」
鞄の中にはポーチと財布とタオルくらいしかない。
どうりで今日は鞄が軽いとは思った。
そういえば家出る前に玄関に置いてきたかもしれない。
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ユキ「あげよっか？」
ユキの食べてるお弁当から貰おうか、いやでもそれは申し訳ない。
...でも食べないと午後の授業を受けられる気がしないし。
購買に行こうと財布を取り出したら、ガラッとドアが開いた。
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若干クラス内がざわついたのは涼介だったからか。
なにも言わずに教室内を見渡して、ふと目が合ったらそのまま近づいてくる。
涼介「...これ。」
A「え？...あ、私のお弁当。」
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涼介の手から渡された私のランチバック。
A「あ、ありがと。」
お礼を言ったときには既にドアの方へ向かっていた。
ユキ「優しいんだねえ。」
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なんてユキは卵焼きを口に頬張った。
携帯を見たらお母さんから、お弁当を忘れていたことと、涼介くんにお礼しておきなさいよ、と連絡が入っていた。
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あすみ(プロフ) - mimuheysayjumpさん» 全部ですか？！めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます…！！ (2019年9月27日 10時) (
レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - りいめろさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです（ ; ; ） (2019年9月27日 10時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
mimuheysayjump(プロフ) - あすみさんの作品全部読ませていただいてるのですが今回もとてもキュンキュンしました！！次の作品も楽しみにしています！！これからも応援していまし！ (2019年9月17日 23時) (レス) id: 7805199817 (このIDを非表示/違反報告)
りいめろ(プロフ) - はじめて、あすみさんの作品を読ませていただきました！とてもきゅんきゅんしました！続きが気になります！これからも頑張ってください。 (2019年9月13日 18時) (レス) id: 42530977bf (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - りぃささん» そうなんですね！コメントまでありがとうございます！茶道っておしとやかな女の子のイメージがあるのでいいですね！ (2019年8月28日 14時) (レス) id: 2c865b7169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時：2019年8月6日 12時
