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反射的に首を縦に振ってしまった。
別に後悔はしていないけど、さすがに夏でも21時はまだ暑い。
じんわりと汗をかきそうな蒸し暑い空気。
エントランスを出て涼介の半歩後ろを歩いた。
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どこへ行くんだろう?と涼介の後ろ姿を見ていたら。
涼介「コンビニ行くだけだよ。」
不意に振り向いた涼介に少しだけ心臓が跳ねた。
A「...うん。」
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なんだそうなのか。
携帯だけは持ってるけど財布は持ってこなかった。
別になにか買いたいわけじゃないからいいんだけど。
私が着いてくる意味はあったか?と首を傾げた。
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まあ私が勝手に着いてきたんだけど。
家の近くのコンビニに入ったら冷房が効いてて涼しかった。
美味しそうなスイーツが並ぶ棚を眺めていたら、涼介はお弁当のコーナーを見ていた。
A「食べてないの?」
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涼介「うん。今日夜勤だから。」
そういえば家にひとりだったな、と思い出す。
涼介「なんかいる?」
物欲しそうにスイーツを見ていたのがバレたか。
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慌てて首を振ったら、涼介がレジに向かった。
A「あ、」
レジ横に陳列された値引きシールの貼られた花火に目が入る。
今年は花火大会にもまだ行ってないし、手持ちの花火を見たのも久々。
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思わず手に取ってしまったら、涼介が私を見た。
涼介「花火?」
A「いや、やりたいわけじゃ...」
レジ打ちをしている男の人が値段を言っている。
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涼介「これもいいですか?」
持っていた花火の袋が涼介の手に渡る。
A「えっ?」
会計を終えて、コンビニを出たらやっぱり暑い。
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いや、その花火は友達とやるのかもしれないし。
涼介はまだご飯も食べてないらしいし。
家の方へ歩き出したら腕が取られた。
涼介「どこ行くの。」
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あすみ(プロフ) - mimuheysayjumpさん» 全部ですか?!めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます…!! (2019年9月27日 10時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - りいめろさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです( ; ; ) (2019年9月27日 10時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
mimuheysayjump(プロフ) - あすみさんの作品全部読ませていただいてるのですが今回もとてもキュンキュンしました!!次の作品も楽しみにしています!!これからも応援していまし! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 7805199817 (このIDを非表示/違反報告)
りいめろ(プロフ) - はじめて、あすみさんの作品を読ませていただきました!とてもきゅんきゅんしました!続きが気になります!これからも頑張ってください。 (2019年9月13日 18時) (レス) id: 42530977bf (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - りぃささん» そうなんですね!コメントまでありがとうございます!茶道っておしとやかな女の子のイメージがあるのでいいですね! (2019年8月28日 14時) (レス) id: 2c865b7169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時:2019年8月6日 12時