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裕翔「これでライブは終わりだけど、どーする？」
私たち以外にいたお客さんも気づけばほとんどいなくなっていた。
ユキ「私はそろそろ帰ろうかな。じゃあねA。」
A「え、ユキ？」
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呼び止める間もないまま、ユキは帰って行ってしまった。
まあ今朝突然誘ってしまったからいいんだけど。
A「じゃあ私も帰るね。」
裕翔「あ、ごめん、俺片付けあるから一緒に帰れないんだけど...」
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部員たちであろう人たちがせっせと片付けている。
何時に終わるかもわからないし待ってるのも迷惑か。
A「わかった。」
裕翔「ごめん。」
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いいよ、と言ったのに下まで送る、とゆうくんと教室を出る。
A「じゃあね。」
ゆうくんに別れを告げて帰路につく。
マンションのエントランスのドアを開けたら丁度人が出てきた。
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バイト前らしい涼介が携帯から私に視線を向けた。
涼介「出かけたの？」
A「うん。ゆうくんのミニライブに。」
涼介「...へえ。」
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これ以上特に話すこともないし、涼介もバイトだし、帰ろうとエレベーターのボタンを押す。
まもなくして開いたドア。
乗ろうとした刹那、エレベーターホールに響く声。
A「え？」
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振り返ったら涼介とは視線が合わず。
涼介「もしかして付き合ってる？」
"裕翔と。"
A「あっ...、」
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ガシャンと閉まったエレベーターがまた上に行ってしまった。
付き合ってるって...、え...？
涼介にはそう見えるってこと？
そんなこと今まで聞かれたこともないからどう返事していいか戸惑う。
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A「..ちがっ、」
涼介「ごめん、変なこと聞いた。忘れて。」
そう言った涼介がドアの向こうに消える。
A「忘れてって...」
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あんな顔しておいて、一体どうやって忘れろと言うんだ。
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あすみ(プロフ) - mimuheysayjumpさん» 全部ですか？！めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます…！！ (2019年9月27日 10時) (
レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - りいめろさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです（ ; ; ） (2019年9月27日 10時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
mimuheysayjump(プロフ) - あすみさんの作品全部読ませていただいてるのですが今回もとてもキュンキュンしました！！次の作品も楽しみにしています！！これからも応援していまし！ (2019年9月17日 23時) (レス) id: 7805199817 (このIDを非表示/違反報告)
りいめろ(プロフ) - はじめて、あすみさんの作品を読ませていただきました！とてもきゅんきゅんしました！続きが気になります！これからも頑張ってください。 (2019年9月13日 18時) (レス) id: 42530977bf (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - りぃささん» そうなんですね！コメントまでありがとうございます！茶道っておしとやかな女の子のイメージがあるのでいいですね！ (2019年8月28日 14時) (レス) id: 2c865b7169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時：2019年8月6日 12時
