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ユキ「で?私を連れて行こうって?」
A「だって...ひとりだと心細いし...」
ユキ「まあいいけど。当日に言われてビックリしたわ。我ながらフッ軽ね。」
ぐるぐるとストローをかき回すユキがテーブルに肘をつく。
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ユキ「っていうか私邪魔じゃない?」
日曜のお昼前、カフェはそろそろランチ時にさしかかりそう。
少し騒がしくなった店内でユキがため息をついた。
A「え、そんなことないよ!ちゃんとチケットも2枚貰ったし。」
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ユキと行くね、と言ったら「頑張るね」と言ってくれたし。
ほら、とゆうくんに貰ったチケットをテーブルの上に置く。
ユキ「まあ変な男と行くよりはねえ。」
A「...なんの話。」
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ユキ「ううん。"Aに来てほしい"だもんね。」
A「...。」
頼んだフルーツサンドが目の前に置かれる。
ユキが携帯のシャッターを切った。
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多分そこに特別な意味などないんだろうけど。
もしあったとしたら、平然と私はしてられない気がする。
ユキ「美味しい〜!」
フルーツサンドを早速頬張るユキが幸せを噛み締めていた。
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仮に、初恋のあの人が彼だとしたら...
ユキ「食べないの?」
半分貰うよ、と私のフルーツサンドがユキのいちごサンドとすり替わる。
A「あっ、」
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ユキ「ライブの時間始まっちゃうよ。」
A「そうだね。」
生クリームのせいで口の中が甘い。
私は今でも彼に恋をしていると言えるのかな。
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あすみ(プロフ) - mimuheysayjumpさん» 全部ですか?!めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます…!! (2019年9月27日 10時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - りいめろさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです( ; ; ) (2019年9月27日 10時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
mimuheysayjump(プロフ) - あすみさんの作品全部読ませていただいてるのですが今回もとてもキュンキュンしました!!次の作品も楽しみにしています!!これからも応援していまし! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 7805199817 (このIDを非表示/違反報告)
りいめろ(プロフ) - はじめて、あすみさんの作品を読ませていただきました!とてもきゅんきゅんしました!続きが気になります!これからも頑張ってください。 (2019年9月13日 18時) (レス) id: 42530977bf (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - りぃささん» そうなんですね!コメントまでありがとうございます!茶道っておしとやかな女の子のイメージがあるのでいいですね! (2019年8月28日 14時) (レス) id: 2c865b7169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時:2019年8月6日 12時