雪男たちの白雪姫?! 21

ちびめめの体調不良 ページ1

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目黒side

車で皆で仕事場に移動中

嵩
「んえぇ〜…っ」

『嵩〜…どしたの…』

目黒
「今日ずっとだな」

『うん…』

今日は深夜からずっとぐずってて
念の為ってAが体温測ってたけど36.7℃で
熱なかったけど食欲はあんまりないみたいで心配

深澤
「そんなぐずぐずしてんのも珍しいな」

ラウール
「いつも割とご機嫌だもんね」

岩本
「でも熱なかったんだろ?」

目黒
「無かったよ」

向井
「どしたん〜…、嵩」

今日は10人で雑誌の撮影と取材の日、
いつものように嵩にもついてきてもらって
いつもお願いしてるマネージャーに
どうしても嵩を見ていられない時は預けなきゃだけど
なるべく俺かAが、それか皆がそばにいれるように
心掛けた

ｽﾀｯﾌ
「今日はこの衣装で、着替えてもらったらペア撮影と
そのあと全員集合撮ります」

「『はい、よろしくお願いします』」

Aは心配そうに控室ですぐに衣装に着替えて
ぐずぐずする嵩を抱っこし続けた
あの調子じゃAも疲れて倒れる

嵩
「んえぇ〜、ふぇ〜…」

『どうしたの〜…』

目黒
「そろそろ変わるよ、腕疲れたでしょ」

『うん…、でも、離れるのも心配…』

目黒
「それは俺も一緒。
あと、今日帰ってくるの遅くて寝れてないんだから、
Aまで倒れるのも駄目でしょ?
休める時休んで」

『…うん、ありがとう』

俺の言葉に納得して、嵩を預けてくれた

目黒
「嵩〜、どうした」

嵩
「うえぇ〜…、」

本当、しんどそうで俺もキツい
こんな小さな体なのに

ラウール
「こんなずっと泣いてんの初めてなんだけど」

『コロナの時もまあグズグズではあったけどね、
今回それじゃないし助けてあげられないのがね…』

渡辺
「お前が泣いてどうすんだよ、」

『…あれ、嘘、』

しょっぴーの言葉に振り返ってAを見たら
普通にポロポロ泣いてた
Aもしょっぴーに頭撫でられて涙拭われて
気づいたっぽい

向井
「やめてやぁ…、俺もつられるっ」

『本当に変わってあげたい……』

ｽﾀｯﾌ
「渡辺さんと百瀬さんからお願いしまーす」

渡辺
「俺らからか」

『…嵩〜、行ってくるね…』

目黒
「俺見てるから大丈夫だよ」

『…うん、お願いします』

俺にもたれかかりながらぐずぐずな嵩の頭撫でて
撮影に向かったA

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