マネージャーが俺達への不満をポエムにしていたんだがそのポエムが酷すぎる【ハイキュー】

32ページ（大丈夫です、私はシリアスをシリアルに変えるような奴です） ページ34

題名『どうして、』









最初は見てるだけでいいと思ってた


私が勝手に好きなだけだから、冷たくされてもいいと思ってた





でも偶然目が合ったりとか
手がほんの少し触れたりとか

そういうのがたまらなく嬉しくて



少しずつ仲良くなれて、相変わらず傍にいることは出来なかったけど
道で会うと手を振ってくれたり

時々…いつもより近くに居てくれたり




いつか…隣を歩けたり、一緒にどこかに行ったり出来たらななんて




叶いもしない願いを考え続けていた。









学校から家への帰り道





貴方を見つけて駆け寄ったけれど

貴方の傍には可愛い女の子がいて


伸ばしかけた手が力なく下に落ちた







あぁ、分かってたよ

あなたに私は必要ないことを


ちゃんと分かってたよ

あなたの一番は決して私にはならないことも







分かってたよ分かってたよ

あんな場面を見ても私はあなたを嫌いになれないということ






これから何度もこの痛みはやってくる
越えていくしかないのだと


好きでい続けるには覚悟がいる


　






あぁ、それでも









切なさに打ち震える胸が、泣いてしまいたいと叫んでいた

あなたとあの子を映す瞳が、堪え切れないと歪んでいた

あなたへの想いを伝えようとする唇が、どうしようもないと震えていた

あなたの元へと連れて行くことの出来る足が、行ってしまえと前に出ようとした

力を込めすぎて白くなった指先が、我慢しろと訴えかけていた









私の、私の全てが









どうしようもなくあなたを愛していた









(ここから先が滲んでいて見えない)





…

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