雪男たちの白雪姫?! 8

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目黒side

泣き過ぎてぐしゃぐしゃになってるA
そんな顔も可愛いんだけどさ、

目黒
「ほら、泣かないの。可愛い顔が台無し」

『可愛くない……。明日、蓮オフだけど、
一緒に病院…きてくれる?』

目黒
「行く。」

そんなの行くに決まってるでしょ

『ふふ、そんな即答?笑』

目黒
「毎回ついてく」

『既に親バカの?笑』

あ……、いい事思いついた
でも、多分気づくの早い人達だから早めに
実行しなきゃだけど

目黒
「あ、ねえ。メンバーへの報告さ…」

『ふふ、うん。いいね、楽しそう』

Aも賛成してくれた
すぐにYouTube側さんに連絡1週間後の企画を
これに変更してくれる事になった

目黒
「…おーい、聞こえるかー」

親バカだけど、Aのお腹にきてくれた
赤ちゃんが愛おしくて話し掛けてみた

『聞こえてるんじゃない?わかんないけど、
聞こえてたらいいね?』

母親になりたいってずっと言ってたAの夢は
俺も叶えたい夢になってて
やっと、目前になった

叶えようとしてくれてる2人が愛おしくて

目黒
「…おいで」

Aを抱き締めてはお腹にいるもう1人も抱き締めた
つもりになって2人でお腹を撫でた

元気に生まれてきてな

…次の日…

妊娠を確かめる為にメンバーに
デート行ってくるって嘘ついて(まあ嘘でもないか)
Aと病院へきた

『ねえ…、私あんな踊っちゃったけど大丈夫かな…』

待合で待ってる間、俺の手握ってきてそういうA
また昨日考え過ぎたらしくて今度は赤ちゃんが
心配になって不安になってる

目黒
「大丈夫、大丈夫」

手を握ったままそう声をかけたら

ｱﾅｳﾝｽ
「番号札12番の方、診察室1番へどうぞー」

『あ…、呼ばれた』

何で、呼ばれんの目黒さんじゃないの
俺の奥さんになったんだなって感じれると思ったのに
ってくだらない事で不満に思いながら
2人で診察室入って俺は横の椅子に腰掛ける

さっき尿検査とか体重測ったりしてたのに
今度はAは診察台に乗って内診受けてて
嫌そうな顔して俺を見てくる

目黒
「がんばれ」

って口パクしたら頷いてくれた

そのあとすぐ聞こえてきた音

" ﾄｸ…ﾄｸ…ﾄｸ…ﾄｸ…"

俺よりも早い心臓の音

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