33 ページ33
side 爆豪 勝己
イかれてやがる
笑顔でこんなことを言うなんて正気じゃねぇ
爆「てめぇ勘違いすんじゃねぇぞ
一番悪ぃのはヴィランだ
ヴィランを倒すためにヒーローは戦うんだよ
そこを間違えたら全部変わっちまうだろうが！！」
雨も風も強くなってきやがる
さっきまでの空が嘘だったかのような嵐だ
『人々を苦しめるヴィラン
俺を苦しめるヒーロー
______俺には違いがわからないよ』
その言葉とともに雷が落ちた
周りの奴らの悲鳴が聞こえる
爆「何してんだてめぇ！！！
こんなことせずさっさと俺に叩き潰されてろ！」
また個性を仕掛けるとバリアが張られておらず爆破させることができた
多少避けられたからダメージは少ねぇが
っち、個性の違いすぎで手のひらが痛みやがる
『…痛いなぁ
でもこれくらいなら大丈夫』
爆「じゃあもっとやってやるよ！！」
翼「待ってくれ爆豪くん！！
郁は今自分でも個性をコントロールできてない！
個性の暴走だ！！」
爆「っ個性の暴走！？
てめぇこいつの兄貴なんだろ！
なんとかできねぇのかよ！！」
翼「っ！…わかった、やってみる！」
『罪を犯すヴィランも誰かを残していくヒーローも悪いなら
…みぃんな悪い
誰も残さなければいい
みんないなくなればいい
みんな…
みんな死ねばいい
そうすれば、もう誰も苦しまないよね』
相「爆豪、今すぐそこから離れろ！！
雄英教師陣に告ぐ
幽辺 郁を取り押えろ！」
担任の焦ったような声が聞こえる
幽辺は上を向いて涙を流しながら笑っている
『あははは！！
みんな力を貸して！！
これでみんなもやっと苦しみから解放されるんだ
みんな死んで全部やり直そう
そうすればきっと 翼「郁！！」…翼』
翼「ダメだ郁！
そんなことしたら本当にみんな死ぬぞ！！
みんな苦しむよ！」
『…置いていったくせに、何を今更
みんな苦しめばいい
苦しめばわかってくれる
誰が間違ってるのか
俺がヒーローから守ってあげなきゃ』
話が通じねぇ
こいつ目の焦点があってねぇ
先生たちが取り押さえに来るが個性で応戦してやがる
相澤先生の個性で消せねぇのかよ！
『あぁ、爆豪くん
相澤先生の個性は効かないよ？
僕も持ってるから《無効化》』
なんで何も言ってないのにわかった
同時にいくつも個性使ってやがんのか
『正解、これは《テレパシー》
小さい女の子から貸してもらってるんだ
…あぁ周りがうるさいな
邪魔しないでよ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1499人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆーゆ - 涙線ガバガバになりました…目がパンパンです()本当感動って感じの小説ありがとうございます… (2021年9月5日 2時) (
レス) id: 7bfda9e817 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 偽りの自分って感じじゃなくて、ただ二人で一人って感じがとても好きです。 (2020年10月18日 22時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 何故か泣いてしまっていました。 (2020年10月18日 22時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
囚人 - 俺、泣いちゃいました。更新頑張って下さい！楽しみにしてます (2018年10月27日 23時) (レス) id: 235e75e60a (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 45が抜けてますよ (2018年10月7日 23時) (レス) id: 79e4fb54ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すえさん
| 作成日時：2018年7月8日 13時
